JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト2022~書き方のヒントあり!エッセイを書いて、海外視察に行こう!

JICAが行う国際協力中学生・高校生エッセイコンテストは、次の世代を担う中学生・高校生を対象に、開発途上国の現状や開発途上国と日本との関係について理解を深め、国際社会の中で日本、そして自分たち一人ひとりがどのように行動すべきかを考えることを目的として毎年実施しています。

2022年6月13日

いつまで?テーマは?

募集期間 2022年6月7日(火)~2022年9月11日(日)当日消印有効
テーマ 『世界とつながる私たち-未来のための小さな一歩-』  

【画像】世界とのつながりは身近なところにもたくさんあります。自分と世界との接点から、未来に向けて私たち一人ひとりは一体何ができるか考え、行動したことについての作品を期待しています。

最優秀賞・優秀賞受賞者には、副賞として海外研修を予定しており、JICAオフィスのある海外の現場で国際協力プロジェクト訪問や、現地の人々との交流を予定しています!
(海外研修はこれまで日本航空株式会社及び全日本空輸株式会社にご協力いただいております。
 現地の治安状況や新型コロナウイルス感染症の影響等によっては、海外研修の延期もしくは中止となる場合がありますので、あらかじめご了承ください。)

中学生・高校生の皆さんからのご応募、お待ちしております!

2021年度、JICA東京管轄内の受賞作品

昨年度の受賞作品を紹介します。

『誰もが夢を描ける世界へ』で優秀賞を受賞した小宮雪鹿さん

◆◆高校生の部 優秀賞
開智高等学校1年(当時)小宮 雪鹿さん
 『誰もが夢を描ける世界へ』

夢は努力と才能で叶うと思っていた小宮さんは、カンボジアでの奉仕活動を通じその価値観がゆるぎます。どんな出会いがあったのか、様々な出会いを経て今どのような夢を抱くのか、小宮さんはエッセイにしています。
エッセイの結びのメッセージは
「私の頑張りたいことに協力して応援してくれる友達や先生そして家族がいる。国際問題に興味を持ち、行動を起こすことができているのも、周りの環境があったからである。現地では、自分がどれだけ恵まれた環境にいるのかということを何度も実感した。環境は人から人へと繋いでいくものだ。将来は現地に足を運んで、現地の人達と話して直接的な開発援助に関わり、未来に大きな可能性を秘めている子ども達の環境を支える人になりたい。私は私の夢に向かってこれからも活動を続けていく。誰もが自由に夢を描ける世界にするために。」

『車いすをリサイクル!』で審査員特別賞を受賞した小野悠希さん

◆◆中学生の部 審査員特別賞
小諸市立小諸東中学校1年(当時)小野 悠希さん
『車いすをリサイクル!』

幼少時より車いすを使っていた小野さんは、小さくなってしまったまだ使える車いすの活用法を探して知った活動のことや、そこにかける思いをエッセイにしたためています。
エッセイ結びのメッセージは
「このうれしさを車いすを必要としている発展途上国の人たちにも知ってほしいと思い、ぼくはこれからも小さくなった車いすを寄付しようと思います。一人でも多くの人たちに必要なものを届けたいし、そのような活動をしている人たちの活動を応援していきたいです。」

◆◆中学生の部 優秀賞
普連土学園中学校2年(当時)山田 桜來さん
『誰もが住みやすい街にするために目の見えない友達に教えてもらったこと』

全盲の友人と共に歩いてみた山田さんは、最寄り駅の点字ブロックに課題があることに気づき、どのようなアクションをとり、どんなことを考えたのかエッセイにつづっています。
エッセイの結びのメッセージは
「私は、今はまだ知らない様々な立場の人々の世界に触れていきたい。そして、身体上の特性や国籍に関係なく、誰もが住みやすい街を作っていきたい。私の力で変えられることは少ないとは思う。それでも、様々なことを知ろうとし、小さくても行動に変えることが大切だと思う。最寄り駅の点字ブロックの敷設は、小さなことかもしれないが、実現できるまで頑張りたい。そして、友人を含む視覚障害者の方にとって使いやすい駅の実現を期待している。
一人一人が小さな行動を起こしていくことで誰もが住みやすい街が世界中に増えていくと思う。」