全国水資源マスタープランを題材としたデジタル技術・宇宙技術の実証参加企業を決定
2025.12.10
2025.12.10
JICAでは、全国水資源マスタープランを題材として、デジタル技術・宇宙技術の適用可能性とその優位性等を把握・検討することを目的に、2025年7月3日~23日の期間、技術実証提案の公募を実施しました。厳正な審査の結果、以下の通り5社を採択しました。
2025年12月までの期間にザンビア、タイ等での技術実証を通して、水資源計画策定に必要となる地上観測データの補完や、水資源量の可視化等の可能性が検証されることが期待されます。
| 採択企業一覧(五十音順) |
| 企業名 | 実証対象国 | 技術実証内容 |
| 株式会社アークエッジ・スペース | タイ | 衛星通信IoT水位計による遠隔観測実証と、流域内でのGSMaP降雨精度の地上観測比較検証を実施 |
| 株式会社ME-Lab Japan | ザンビア | 物理シミュレーションと衛星観測で現地の降水量と河川流量を推定し、現地観測データで誤差補正。解析結果をアプリ化し、現地の水資源管理者から使い勝手やニーズを収集 |
| 株式会社Gaia Vision | タイ、ラオス | メコン川流域を対象とした次世代衛星SWOTと洪水氾濫モデルCaMa-Floodによる河川水位・流量推定値の定量的検証 |
| 株式会社スペースシフト | ザンビア | 衛星データとAIを活用した建物把握アルゴリズムをザンビアに適用し、都市インフラ計画に資する建物面積データと水需要データの相関を検証 |
| 本田技研工業株式会社 | タイ | 車載センサーおよび通信モジュールを通じて収集されるコネクテッド車両データを活用し、リアルタイムかつ広域な降水量推定アルゴリズムを検証 |
■お問い合わせ
JICA「デジタル技術・宇宙技術を活用した水文情報収集・解析に関する情報収集確認調査」技術実証事務局
メールアドレス:africadst@n-koei.co.jp
※本事業は独立行政法人国際協力機構(JICA)より委託を受けて、日本工営株式会社及び有限責任監査法人トーマツが運営しています。
scroll