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イノベーション創出・青年雇用課題解消に向けたエチオピアにおけるデジタル人材育成
概要
実施内容
「デジタル・エチオピア2025」を推進するためのエチオピア政府やSafaricom Ethiopiaとの連携イニシアティブの一環として、エチオピアの大学生や若者を対象とするソフトウェアエンジニアリング教育のパイロット・プログラムを開始します。教育カリキュラムの共同開発、参加者の応募勧奨・選抜、教育プログラムの提供を行う企業様・団体様を探しています。
デジタルパートナー
実施期間
2023年8月から2024年3月までの9ヵ月間
案件ステータス
目次
背景
2020年、エチオピアの革新技術省（MinT）は「デジタル・エチオピア2025」戦略を発表し、国家のデジタル化と主要経済分野へのテクノロジー利活用を推進するビジョンを打ち出しました。一方、IT関連分野を卒業したエチオピアの学生の30％以上が未就職という課題に直面しています。エチオピアのイノベーションを促進しつつ、深刻な専門職・若者の雇用問題に対処するため、JICAは、MinT及びSafaricom Ethiopia・住友商事株式会社と連携して、デジタル人材育成プログラムの立上げを検討しています。このDXLabプロジェクトは、「デジタル・エチオピア2025」の実現に向けたステークホルダー連携の最初の取組みであり、プログラム設立のための概念実証（PoC）と位置づけられています。
PoCでは、首都アディスアベバでコンピュータサイエンス又は関連するSTEM分野専攻の大学生や若者を対象に、フルタイムエンジニアとしてのキャリアをスタートさせるためのスキル開発を行います。実施期間は2023年8月から2024年3月までの9ヵ月間、うち最初の2ヵ月は準備期間として想定します。JICAは、PoCのデジタルパートナーとして、カリキュラムの共同開発、参加者の選定、研修プログラムの実施、就職のためのキャリアサポートを行う企業様・団体様を募集します。
案件参加者
デジタルパートナー
Gebeyaは、Tech Talent育成の経験を活かしてトレーニング全体を提供します。Gebeyaは、DevOps、Front end, Backendなどの分野で、初級者から上級者までの参加者を対象に、今後6ヶ月間にわたるトレーニングプログラムを提供するために、優れた資格を持つトレーナーを派遣します。
Gebeya, Inc.は、エチオピアのアディスアベバに本社を置き、ケニア、セネガル、米国にオフィスを構えています。アフリカの人材とグローバルな仕事の機会を結びつけることで、アフリカのギグ・エコノミーに積極的に貢献しています。Gebeyaは、マーケットプレイス・オーナー向けのSaaS機能とともに、高度なスキルを持ち、認定を受けたアフリカ人人材のネットワークを世界中のクライアントに提供しています。スタートアップ・大企業問わず、多くの企業からGebeyaの人材に信頼を寄せていただいています。
Gebeya Official website
Amadou Daffe
GEBEYA LIMITED, CEO and Co-founder
このプロジェクトは、若者を教育し、彼らが尊厳ある仕事の機会にアクセスできるように支援することで、若者を支援するという当社の使命に沿ったものです。このパイロット・プログラムでは、このような若者たちの教育の旅路を一歩前進させ、ソフトウェア・エンジニアリングの世界での実体験に相当する経験を積ませることで、このプログラム終了後にキャリアアップできるようにしたいと考えています。
案件オーナー
Bethlehem Tameru Gebre
Safaricom Ethiopia, Business Strategy Manager
Safaricom Ethiopiaは、JICAとGebeyaと提携し、現在の技術スキルと技術業界の標準とのギャップを埋めることを目的としたこのエキサイティングなPoCを立ち上げたことを誇りに思います。ソフトウェア開発トレーニングプログラムは、このことを念頭に置いて共同開発され、業界標準の職業に就くための実践的なトレーニングを提供します。このプログラムは、エチオピアの若者の雇用率を向上させることを目的としており、このような若い才能がエチオピア経済の発展のために新たな価値を生み出すことができると信じています。このPoCの結果に基づき、エチオピアの「Digital Ethiopia2025」を実現するため、このトレーニングを拡大し、全国的に提供するビジョンを持っています！
スポンサー
森原克樹
独立行政法人国際協力機構, エチオピア事務所 所長 (2023年4月 現在)
JICAは、エチオピアのデジタル化と経済発展を加速させるためにデジタル人材育成プログラムを立ち上げました。このプログラムを通じて、エチオピアの若者を対象に、フルタイムエンジニアとしてのキャリアをスタートさせるための育成を行います。エチオピアのデジタル化と経済発展を促進し、若者の雇用創出に貢献することを目指していきます。
パートナー間の連携
PoCの実施要件
実施内容
デジタルパートナーに求めるワーク概要は以下の通りです。詳しくはRFP をご確認ください。
- 実践的なソフトウェアエンジニアリング研修カリキュラムの開発
- プログラム参加者の誘致・選定（50名程度）
- 研修講師の手配
- 首都アディスアベバでの研修会場の管理
- 研修プログラムの実施
実施期間
2023年8月から2024年3月までの9ヵ月間
技術的要件
- ソフトウェア エンジニアリング教育ソフトウェアエンジニアリング教育コンテンツの共同開発・プログラムの運営
- 学習管理ツール学習・プロジェクトの進捗の可視化 (必要に応じて)
Info Session
【終了しました】2023年4月17日週に説明会の実施を予定しています。詳細は RFP よりご確認ください。
JICA DXとの共創に興味をお持ちの方へ
JICA DXLabの案件
MRTジャカルタによるブロックM駅周辺開発における顧客属性・人流等のデータ利活用PoC
The Proof of Concept will require a digital partner to comprehensively collect and analyze extensive user data within the Blok M vicinity of the MRT Jakarta station. This includes outlining a data collection strategy, presenting outcomes of the gathered data, providing insightful data analysis, summarizing the applicable regulatory framework, and providing recommendations for potential collaborations with other transport operators for data collection. In addition, the digital partner should propose MRTJ data-driven recommendations to increase ridership on MRTJ rail services and non-farebox revenue in the Blok M area.
インドにおける女性の金融包摂に向けたインパクト測定手法の検証
2021年に女性金融包摂支援の一環として融資を行ったインドの金融機関Northern Arc と連携し、テクノロジーの活用を通して、データ管理・統合の最適化を行い、より幅広くかつ詳細なインパクトデータの計測方法を模索してきました。本実証実験では、この分野のテクノロジープレーヤーを選定し、同国における女性の金融アクセス改善とその他のイニシアチブに繋がるインパクト計測の手法の検証を図ります。
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