北岡理事長がスリランカのウィクラマシンハ首相と会談

2015年10月7日

北岡理事長(左)とウィクラマシンハ首相(右)

北岡伸一JICA理事長は、10月6日、スリランカ民主社会主義共和国のラニル・ウィクラマシンハ首相と都内で会談しました。スリランカの首相が日本を訪問するのは7年ぶりとなります。

冒頭、北岡理事長は、ウィクラマシンハ首相の首相再任について祝辞を述べた上で、ジャヤワルダナ元大統領がサンフランシスコ講和会議において行った演説に触れつつ、JICAの協力を通じてスリランカが発展し、日本との友好関係が更に深まることへの期待を語りました。

これに対し、ウィクラマシンハ首相は、JICAの長年に亘る教育、保健、インフラ整備、紛争や津波からの復興支援等多くの分野における支援について謝辞を述べると共に、継続的な支援への期待を語りました。中進国入りを見据え、インフラ整備、海外投資の拡大、さらに科学技術の発展を図りたいという意欲を示し、JICAと一層緊密に協力していきたい旨発言がありました。

これを受けて、北岡理事長は、科学技術の重要性について賛同すると共に、スリランカには安定した国づくりや更なる社会経済開発のためにインフラ整備や災害対策など多様な支援ニーズがあると認識しており、引き続き積極的に協力していきたいと応じました。

最後に北岡理事長は、スリランカとのパートナーシップの強化に向けて、日本政府と相談しつつ、今後の支援について、スリランカ政府関係者とよく協議していきたいと述べて、会談を締めくくりました。