北岡理事長がイラクのジャアファリー外相と会談

2015年11月30日

ジャアファリー外相(左から2人目)と北岡理事長(右端)

北岡伸一JICA理事長は、11月24日、イラクのイブラヒーム・アル・ジャアファリー外務大臣とJICA本部(東京都千代田区)で会談しました。
冒頭、北岡理事長は、JICAは電力・農業・運輸・医療保健等の分野で合計23件、計54.5億ドルの円借款を供与しており、また、6800人を超えるイラク人への研修を技術協力として実施してきている旨説明し、実施中のプロジェクトを協力して進捗させていきたいと述べました。

これに対し、ジャアファリー外相は、これまでのJICAのイラクに対する支援に対し謝辞を述べるとともに、特に経済、社会開発等の面での支援を高く評価しており、今後の更なる協力関係の構築に向けて、尽力していきたいと語りました。

続けて、北岡理事長から教育の重要性につき言及したところ、ジャアファリー外相は、エネルギー分野に対する支援の重要性にふれつつ、その支援により整備されたインフラ事業を動かすのは、人的資源であり、日本がこれまで培ってきた、科学・経済・教育等における幅広い知見を吸収し、復興に役立てたいと語り、今後の研修事業の拡大に対する期待を表明しました。

JICAは、復興に取り組むイラクに対して引き続き支援を行う予定です。