北岡理事長がエジプト・アラブ共和国のエルシーシ大統領と会談

2016年3月4日

北岡理事長(左)とエルシーシ大統領(右)

北岡伸一JICA理事長は、2月29日、訪日中のエジプト・アラブ共和国のアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領と都内で会談しました。エジプトの大統領が日本を訪問するのは、1999年以来となります。

冒頭、北岡理事長が、JICAのエジプト支援について述べたのに対し、エルシーシ大統領は、これまでのJICAの取り組みに対して謝意を示されると共に、電力分野や運輸分野での協力を具体的好例として挙げられました。

続いて北岡理事長は、様々な面でエジプトは近隣地域の安定と発展に重要な役割を果たしている旨述べました。これに対して、エルシーシ大統領より、日本の文化や国民性を尊敬しており、その行動様式はイスラム教の模範に通じると捉えていることから、日本の教育分野の経験や伝統から学びたいこと、エジプトで日本式教育を広めたいと考えていることなどについて説明がありました。

最後に北岡理事長は、引き続きエジプトの安定化に向けた取り組みを支援していきたいと述べ、それを受けてエルシーシ大統領からも今後のさらなるJICAの協力に対する期待が伝えられました。