北岡理事長がジンバブエのムガベ大統領と会談

2016年4月5日

北岡理事長(左)とムガベ大統領(右)

北岡伸一JICA理事長は、3月29日、ジンバブエ共和国のロバート・ガブリエル・ムガベ大統領と都内で会談しました。

冒頭、北岡理事長は、長きにわたりジンバブエの発展に指導力を発揮するのみならず、昨年までアフリカ連合(AU)の議長を務めるなど、ムガベ大統領がアフリカ域内の開発に大きく貢献してきたことに敬意を表すと共に、今回の訪日を歓迎しました。これに対し、ムガベ大統領は、長年の日本の協力に対し、感謝の言葉を述べられました。

続いて北岡理事長は、25年前の初来日以降、頻繁にムガベ大統領が来日していること (近年では2013年の第5回アフリカ開発会議[TICAD V]、2015年の第三回国連防災世界会議) は、両国の友好関係の深さの表れだと感謝の意を表し、日本の協力における哲学は、一方的な支援ではなく、このような両国の友好関係に基づき、互いに学びあうことを重要視している旨を説明しました。

また、北岡理事長は、初のアフリカ開催となる第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)が8月にケニアで行われることから、本年は日本にとって非常に重要な年であると述べました。これに対しムガベ大統領は、TICAD VIの成功にむけて最大限の協力を行うと応じられました。


最後にムガベ大統領は、農業分野などをはじめ、日本の高度な技術を用いた一層の支援に対する期待を示され、北岡理事長は、灌漑開発や道路改修などの分野で、JICAはジンバブエの社会経済の発展に引き続き貢献していくと応えました。