北岡理事長がベトナムを訪問: 日越大学の開学式典に出席、政府要人との面談、ODA事業の視察を通じ、ベトナムの経済社会発展に貢献する日本の協力を再確認

2016年9月13日

北岡伸一JICA理事長は、9月5日から10日にかけてベトナムを訪問し、日越大学の開学式に出席するとともに、グエン・ティ・キム・ガン国会議長、ディン・ティエン・ズン財政大臣、チュオン・クアン・ギア交通運輸大臣、グエン・ドゥック・チュン・ハノイ市人民委員長等と会談を行うとともに、日本のODA協力の現場を視察しました。

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日越大学開学式典

基調講演を行うJICA北岡理事長

9月8日には、北岡理事長は日越大学記念シンポジウムに出席し基調講演を行い、翌9日には日越大学開学式に出席しました。開学式では、ベトナム側を代表して、フン・スアン・ ニャ教育訓練大臣が祝辞を述べました。

これに先立つ9月6日には、北岡理事長はダナン市を訪問し、フイン・ドゥック・トー・ダナン市人民委員長と会談しました。トー委員長からは、これまでの協力について謝意が述べられると共に、今後のダナン市の経済発展への支援に対する期待が述べられました。また、ハイヴァン・トンネル、ダナン港など、ダナン市で実施されたODAの協力案件を視察しました。ダナン市はインドシナ半島の東西回廊の東端の起点都市であり、これら案件の役割や重要性が益々高まっている点を確認しました。 

ズン財政大臣との会談

9月8日には、北岡理事長はハノイ市にて、ズン財政大臣と会談、翌9日にはガン国会議長と会談しました。両要人からはJICAのこれまでの協力について謝意が述べられました。

9月10日にはこのほか、北岡理事長は現在ODAにより建設中のハイフォン近郊のラックフェン港の現場を訪問したほか、ハノイのノイバイ国際空港やニャッタン橋(日越友好橋)、環状3号線道路など、首都圏の持続的な発展を支える日本の協力案件を視察し、日本による長年の協力、包括的な支援がベトナムの発展に貢献していることを再確認しました。