北岡理事長が米州開発銀行(IDB)モレノ総裁、米州投資公社(IIC)スクリベン最高経営責任者と会談

2017年10月27日

北岡理事長(中央)とモレノ米州開発銀行(IDB)総裁(右)、スクリベン米州投資公社(IIC)最高経営責任者(左)

北岡伸一JICA理事長は10月24日、ルイス・アルベルト・モレノ米州開発銀行(IDB)総裁、およびジェームズ・スクリベン米州投資公社(IIC)(注)最高経営責任者とJICA本部(東京都千代田区)で会談しました。

北岡理事長及びモレノ総裁は、中南米地域において度重なる自然災害(カリブ地域におけるハリケーン、メキシコにおける震災等)を受けて、特に気候変動に脆弱なカリブ地域の自然災害対策/防災強化のための協力の重要性と日本の防災分野の知見及び経験を活用することへの期待を確認しました。モレノ総裁は、IDBとJICAの中南米地域における再生可能エネルギー開発および省エネルギー促進のための協調融資枠組みが着実に進展していることを高く評価しました。また、中南米地域では堅調な経済成長を背景として経済社会開発における民間企業の役割がますます重要になっていることから、IICとJICAの連携協力による民間企業支援拡大への期待が示され、スクリベン最高経営責任者と今後さらに意見交換していくことになりました。

中南米地域においてIDBは重要な開発パートナーの一つで、JICAはIDBとの連携協力により一層効果的かつ効率的な開発支援を目指しています。なお、パートナーシップの強化は持続可能な開発目標(SDGs)のゴールの一つとなっています。

(注)米州投資公社(IIC)とは、中南米諸国の民間企業に対する投融資を通じて域内経済の発展に寄与することを目的に設立された、米州開発銀行グループの一機関。