北岡理事長がホスチャイルド国連戦略調整担当事務次長補と会談

北岡伸一JICA理事長は3月7日、ファブリツィオ・ホスチャイルド国連戦略調整担当事務次長補とJICA本部（東京都千代田区）で会談しました。

この中で両者は、世界的に難民問題が深刻化する状況下、シリアや南スーダンの難民への対応について意見交換を行いました。恒久的な解決の糸口が見えず長期化する難民問題に対して、JICAは職業訓練による生計向上や難民と受入コミュニティの融和を支援しています。ホスチャイルド事務次長補からは、国連としてもこのようなJICAの貢献を高く評価しており、国際的に重要な課題に対するJICAの役割に引き続き期待する旨が述べられました。

両者はまた、ロヒンギャ危機や国際秩序の不安定化等、国際社会が抱える諸課題に対する見解や展望についても議論し、これまで以上に世界が真に一つとなることが必要な局面にあり、国連の役割と国際社会全体の協力が重要であるとの認識で一致しました。