北岡理事長がエスピノサ次期国連総会議長と会談

2018年9月3日

エスピノサ次期国連総会議長(右)と北岡理事長

北岡伸一JICA理事長は、8月30日、マリア・フェルナンダ・エスピノサ・ガルセス次期国連総会議長とJICA本部(東京都千代田区)で会談しました。

両者は、持続的な開発を促進するための国連の各種改革について意見交換を行いました。「持続可能な開発目標(SDGs)」達成のためには、いわゆる「伝統的ドナー」だけでなく新興国の役割が重要であり、環境社会配慮や債務持続性などの観点を含めた新たなスタンダードづくりが求められているとの認識を共有。また、国際協調主義の維持における国連の役割や、現在の国際社会における「人間の安全保障」の概念の重要性について確認しました。さらに、深刻化・長期化する難民問題については、JICAが取り組んできたような職業訓練やホストコミュニティ支援などの難民の自立支援が有効であると確認し、議長からは、引き続きJICAの役割に期待する旨が述べられました。

JICAは、国連と協調しながら、地球規模課題の解決とSDGsの達成に貢献していきます。