田中理事長がベナン共和国のヤイ・ボニ大統領と会談

2013年3月1日

2月28日、田中明彦JICA理事長はベナン共和国のヤイ・ボニ大統領と会談を行いました。

田中理事長(左)とヤイ大統領

ヤイ大統領(中央)と元協力隊員やJICAのベナン事業関係者

ヤイ大統領からは、冒頭、ベナンにおける長年の日本の協力について感謝の意が述べられました。特に、青年海外協力隊の活動については「ベナン国民のニーズに合致しており、今後もより多くの隊員の派遣をお願いしたい」と伝えられました。これを受け田中理事長は、「ベナンは西アフリカのみならず、世界的に見ても民主化のモデル国であり、国際社会において果たす役割は大きく、今後も日本とベナンの協力関係を深めていきたい」と述べ、ヤイ大統領もこれに賛意を表しました。

ヤイ大統領は、今年6月に横浜で開催されるTICAD V(第5回アフリカ開発会議)(注)について、日本とアフリカの国々の貴重な対話の場であり、国際社会における重要なイニシアティブであると述べました。これに対し田中理事長はTICAD Vへの参加を直接呼びかけました。

会談後は、元青年海外協力隊員やJICAのベナン事業関係者8人が大統領に謁見し、フランス語やフォン語(現地語)で言葉を交わしました。大統領からは、ボランティア事業についてねぎらいと感謝の言葉が述べられ、「ぜひまたベナンに帰ってきて欲しい」と声をかけられていました。


(注) TICADとは、Tokyo International Conference on African Development(アフリカ開発会議)の略であり、アフリカの開発をテーマとする国際会議です。1993年以降、日本政府が主導し、国連や国連開発計画(UNDP)及び世界銀行等と共同で開催しています。2013年6月には、横浜で5回目となるTICAD V(第5回アフリカ開発会議)を開催予定です。