2015年 田中明彦理事長の職員向け年頭メッセージ

2015年1月6日、田中理事長はJICA職員向けに年頭挨拶を行いました。

まず理事長は、就任以来の「世界も日本も元気にする国際協力」を継続するとしました。その上で、今年は、新しい「開発協力大綱」(仮称)が始動し、現在のミレニアム開発目標(MDGs)に代わる次のゴールを定める、言わば再構築、リスタートの年であり、「Back to Basics」即ち「基本に戻る」というテーマで、組織運営・事業を進めて行きたいとのメッセージを伝えました。

さらに、JICAがビジョンとして掲げてきた「Inclusive and Dynamic Development」は、新しい大綱や2015年以降の開発目標にもまさに適っていることを指摘。特に、「人間の安全保障」を達成・維持するため、それぞれの分野で何をなすべきかについて、基本に戻って真剣に考えなければならないことを強調しました。

また、役職員が、cross-sectional(部署を跨ぐ), cross-border(国境等を跨ぐ), regional(地域的), global(グローバル)な視点をもって、「垣根を越えた」協力を展開することを心掛けると共に、「Japanブランド」、「JICAブランド」として、日本国内に存在する様々な知識、ノウハウ、経験を抽出して、新しい強みに変えていくことが重要だとしました。

総括として、改めて、強いJICAを作り、ダイナミックに事業を展開して「世界も日本も元気にする国際協力」を実施するため、今年はBack to Basics、基本に立ち返り、より効率的、効果的に業務に取り組むよう訓示しました。

以上