田中理事長がケニア共和国のケニヤッタ大統領と会談

2015年3月20日

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ケニヤッタ大統領(左)と田中理事長

田中明彦JICA理事長は、3月16日、第3回国連防災世界会議で来日中のウフル・ケニヤッタ大統領と東京都内で会談しました。冒頭、ケニヤッタ大統領からは、同国への50年以上にわたる長く強固な協力関係に対する謝意が伝えられ、その後、両者はケニアの経済・社会発展に向けた今後の協力について意見を交わしました。

ケニヤッタ大統領は、投資環境整備のためのインフラ開発と人材育成、若年層の雇用機会確保の重要性を強調した上で、オルカリア地熱発電やモンバサ港の開発、「アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ」(ABEイニシアティブ)等の日本の協力が有効であり、今後も両国の発展のために、さらに関係を深めたいと述べました。

これに対して田中理事長は、インフラ開発と人材育成を中心とする協力の効果を最大化するために、事業展開のさらなる迅速化に取り組み、投資環境整備のための触媒効果を果たしたい旨、述べました。

最後に田中理事長から、同席した運輸インフラ省・カマウ長官が昨年11月の訪日時に、40数年前に交流のあった青年海外協力隊員OB 2名と再会したことについて触れ、長年の協力関係が築いた両国の人と人とのつながりをうれしく思うと述べ、ケニヤッタ大統領からは、良好な両国の関係にもとづく協力の深化に期待する旨が述べられました。