安全対策宣言

現在、世界は、貧困、格差、気候変動、紛争やテロ、感染症など、複合的な危機に直面し、不安定化しています。このような国際情勢において、国際協力の重要性はかつてないほどに高まっています。

JICAは、「信頼で世界をつなぐ」というビジョン実現のため協力現場に出向く活動を重視してまいります。国際協力に尽力されながら志半ばで失われた関係者の尊い命を決して忘れず、そのような痛ましい事態を二度と繰り返さないという強い決意のもと、安全対策について以下の取り組みを推進していくことを宣言します。

1.人命最優先

国際協力事業関係者の人命・安全を最優先に事業を推進します。そのために不断の情報収集と適時適切な判断、対応を行います。

2.最適の安全対策

現場に出向く活動を重視しつつ、平時・有事において、状況に最も適した安全対策を講じることができるよう、不断の改善を行います。

3.当事者意識

国際協力事業関係者が安全対策を「自分事」として捉え、危機管理意識を高く持って安全対策を日々積み重ねることができるよう、安全意識の向上と具体的な行動変容を促します。

2022年10月6日
独立行政法人国際協力機構
理事長 田中 明彦