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開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム 第2回総会を実施しました

2024.04.17

概要

会議名:開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム 第2回総会
日時:2024年4月17日(水)15:00~17:00
会場:デロイト トーマツ コンサルティング合同会社会議室/オンライン
参加者:(対面)23名、(オンライン)16名

内容

「開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム」は、経済的・社会的・環境的に持続可能なカカオ産業(サステイナブル・カカオ)の実現を目標に、多様な関係者が、カカオ産業の抱える課題の解決に向けて共創・協働するための「場」として2020年1月に設立されました。
今回、本プラットフォームとして2回目となる総会を開催しました。2023年度の活動振り返り、今後のプラットフォーム運営に向けた方針の決議、および次年度の活動計画について報告を行いました。

(1)2023年度活動報告

2023年度も、各種イベントや勉強会の開催、ニュース配信・啓発動画作成・出前講座等を通じた情報発信、分科会活動など様々な取り組みを行ってきました。なかでも大きな成果として、初めての年次レポート発行が挙げられます。(注1)本レポートでは、プラットフォーム全体としての各活動報告の他、企業・団体会員の活動の成果を取りまとめて掲載しています。
また同じく初の試みとして、スイスで行われた欧州プラットフォームの児童労働分科会への参加や、児童労働分科会における 児童労働撤廃に向けた取り組み状況レポートの発表(注2)、大手百貨店におけるバレンタインイベントでのブース展示・ステージイベント参加(注3)、ガーナにおけるスタディツアー実施が挙げられます。総会では、スタディツアー参加者から現地の様子や、ツアーを通して感じたことなどを報告いただきました。(注4)
さらに、JICAがガーナ政府と実施している技術協力プロジェクト「児童労働フリーゾーンを通じた子どもの保護主流化プロジェクト」の進捗についても共有がありました。

(注1)開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム 持続可能なカカオ産業の実現に向けた取組実績をまとめたレポートを発表! | ニュース・メディア - JICA
(注2)開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム 児童労働撤廃に向けた取り組み状況レポートの発表 | ニュース・メディア - JICA
(注3)阪急うめだ本店 St. Valentine’s day CHOCOLATE EXPO 2024にてブース展示・ステージイベントを実施しました | 事業について - JICA
(注4)カカオの主要生産国ガーナでスタディツアーを開催しました | 事業について - JICA

(2)今後のプラットフォーム運営に向けた方針の決議

今後のプラットフォーム運営については、事務局にて方向性を検討し、有志会員で構成された運営委員会にて意見交換を実施した後、総会において全体での意思決定を実施していく予定です。会員種別としては、団体・組織名で登録いただく正会員と、個人名等で登録いただく準会員の2種別を設定します。なお、機微な情報を取り扱い、かつ一定のコミットが求められる運営委員会や分科会の参加、総会での投票については正会員に限定する形とする方針となりました。また、分科会の設立・運営に関するルールを取りまとめたガイドラインの作成や、プラットフォーム内でのコミュニケーションツールの検討結果について事務局より報告しました。

最後に、プラットフォームとしての年目標の設定について、これまで会員有志間で議論してきた内容を共有すると共に、総会の場で改めて意見交換を行いました。目標案については、いただいた指摘・提案を基に、今後事務局にて最終化を予定しています。

(3)次年度の活動計画

2024年度においては、イベントや広報展開を通じた活動の発信力強化と、社会的・環境的・経済的な課題への取り組みの更なる推進を目指します。重点活動として、以下の3点を掲げています。
1) 「社会的」「経済的」「環境的」に持続可能なカカオ産業実現のための目標の設定、目標に向けた活動の着実な実施
2) プラットフォームの会員拡大(小売業、政府機関)、「生計向上」「環境保全」にかかる活動の活性化
3) 国内のプラットフォーム外の企業/団体や消費者に対する発信力の強化

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総会の様子

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懇親会の様子

プラットフォームへの参加にご関心のある方は、以下の「3.会員登録」をご参照ください。

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