中米統合機構(SICA)地域向けウェビナー 「ドミニカ共和国における観光セクタープロジェクトからの学び」の開催 ~中米地域の観光地域経営モデル強化への活用~
2026.06.01
2026年3月12日(木)、JICAが中米統合機構(SICA)地域を対象に実施している「SICA地域持続可能な観光/コミュニティベースドツーリズム振興のための能力強化プロジェクト」の活動の一環として、同地域全体向けのウェビナー「ドミニカ共和国における観光セクタープロジェクトからの学び」が開催されました。
本ウェビナーは、過去にJICAがドミニカ共和国で実施した技術協力プロジェクトで活用された観光推進手法やプロジェクト実施後の観光省における教訓など、同国が培った知見をSICA地域の他7か国に展開することを目的に開催され、域内8か国から観光行政官やコミュニティリーダーら約100名が参加しました。
ウェビナーでは、ドミニカ共和国の観光省、国家職業技術訓練機構(INFOTEP)、プロジェクトに参加したコミュニティ代表者らが、観光セクターの中小零細企業を対象とした支援実績、他国・地域で横展開可能なガバナンスモデル等、JICAの協力後も引き続き残る教訓を紹介しました。また、地域力向上ユニット(UMPC、Unidad Municipal de Patrimonio Comunitario)の創設や、100コース以上の研修を通じた人材育成などが重要な成果として強調され、これらの取組が、同国観光省における新部署(コミュニティ観光を担当)の設立に繋がったことや、自立的に運営される観光地としてコミュニティが成功を収める礎となったことが示されました。
8か国の観光省庁及びパイロットコミュニティの代表者は、2026年6月に2週間程度来日し、日本の観光振興に係る経験や知見を学ぶ予定です。日本の地方が有する観光開発、地域経営のノウハウを共有することは、SICA地域全体における持続可能な観光産業の成長のみならず、日本国内の観光地・観光行政にとっての価値の再認識や地域の国際的認知度の向上、経済・国際交流の活性化にも繋がり、国際協力を通じた日本国内への価値環流が期待されます。各国がドミニカ共和国での教訓と日本での学びを融合させ策定するアクションプランの実行により、日本とSICA地域の相乗効果の発現をJICAはサポートしていきます。
Informe del webinario - El aprendizaje de proyectos del sector turístico de República Dominicana
(参考)関連ニュース
・中米・カリブ地域の観光産業のためにー 新技術協力プロジェクトのローンチ実施報告 | 事業について - JICA
・【インタビュー記事】「中米の自然と文化をつなぐ観光の力」 櫻井真美専門家インタビュー | 海外での取り組み - JICA
・「官民連携による持続可能な観光開発プロジェクト(TURISOPP)」 (2009年12月~2013年11月
・「北部地域におけるコミュニティ基盤型持続可能観光開発メカニズム強化プロジェクト(TCS)」 (2016年4月~2022年4月)