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アジア地域におけるJICAチェア -2023年度
モンゴル | モンゴル国立大学 | ・産業の発展と生産性、生産性向上のための要素製造業における中小企業の役割と支援政策 |
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モンゴル国家大会議 | ||
モンゴル国立大学、モンゴル国家大会議 | ・社会・経済の変遷と社会保障 ・東アジア・中国の政治・外交政策に係る動向 |
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タジキスタン | タジク国立大学 | ・複合危機における国際関係 ~ある日本人の視点から~ |
ジョージア | トビリシ自由大学 | ・日本とジョージアのナショナリズム比較 |
トビリシ自由大学、イリヤ国立大学 | ・日本の古典文学 | |
トビリシ自由大学、イリヤ国立大学、エレバン国立大学 | ・ネットワークの経済学 | |
ウズベキスタン | 世界経済学校大学 | ・日本の発展の要因と日本・中央アジアの国際 |
カザフスタン | ナルホーズ大学 | ・産業発展、戦略、日本式経営 |
キルギス | 経営アカデミー(Academy of Public Management of the Kyrgyz Republic) | ・産業発展、戦略、日本式経営 |
インドネシア | 外務省研修センター | ・日本のODAについて |
インドネシア大学 | ・「アジアの日本」から「アジアの中の日本」へ ・近年のグローバルマーケットの変遷と金融不安 |
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Indonesian AID | ・戦後日本の政治外交 | |
カンボジア | 王立プノンペン大学 | ・農業の近代化プロセス ・変化する社会経済状況における社会保障:日本の経験からの示唆 ・ASEAN(東南アジア諸国連合)と日米同盟:今日的意味合い |
カンボジア工科大学 | ・科学技術イノベーション(STI)の基盤としての高等教育:日本の軌跡とカンボジア協力 | |
タイ | プラチャーティポック王立学院 | ・Challenges of Japanese Public Policy on Aging Society ・Educating a Whole Child - Japanese Experiences |
チュラロンコン大学 | ・Pivotal Moments in Japanese ODA: Long-term observation of “controversial projects” in Southeast Asia | |
タマサート大学 | ・Japan’s Resource Engagement with Southeast Asia and the Role of ODA | |
フィリピン | アテネオ大学 | ・Japan’s Experience on Peace Building: Bangsamoro’s Journey to Peace |
ベトナム | 社会科学院東北アジア研究所 | ・日越経済関係:過去50年間の評価と2045年への展望、ベトナム経済における外国直接投資の役割とその課題、日越『ミドルパワー』協力の可能性 |
ホーチミン国家政治学院 | ||
外交学院 | ・ベトナム経済の発展におけるFDI・ODAの役割 | |
ラオス | 国家政治行政学院 | ・日本の行政と行政改革、日本の公務における女性と若者 ・日本の地方自治制度と政府間関係、日本の地方行政と若者・女性 |
ラオス日本センター | ・日本の産業発展/日本の中小企業、日本のビジネスリーダー | |
ラオス国立大学 | ・近代日本の成立とラオスへの貢献 | |
国家政治行政学院 | ||
スリランカ | ペラデニヤ大学 | ・日本の近代化を知る「第11章:日本の行政制度の発展」 ・日本の外交政策と日・スリランカ関係 ・日本の近代化を知る「第10章:日本と国際法」 ・日本の近代化を知る「第13章:財政と金融の発展」 |
コロンボ大学 | ・日本の近代化を知る「第4章:経済成長と日本的経営」 ・複合的危機下の国際関係~日本の視点~ |
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ペラデニヤ大学、コロンボ大学 | ・Colombo Dock Yard での経営手法 OODA ループ ・日本の農業発展 150 年の歴史 ・スリランカ・日本の関係と近代日本の形成 ・日本の競争法・競争政策 |
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ネパール | トリブバン大学ネパール・アジア研究所 | ・Economic Development Policies and Practices in Nepal and Japan in Nepal and Japan |
パキスタン | カイディアザム大学 | ・日本の産業の発展と産業政策 |
バングラデシュ | ダッカ大学 | ・日本の近代化と教育 |
ブータン | ブータン王立公共政策・戦略研究所 | ・Japan’s Modernization and Its Foreign Policy: Change, Continuity and Lessons ・Japan’s Development Journey: Lessons for Bhutan’s Transformation Vision |
インド | インド工科大学ハイデラバード校 | ・日本の工学・建築分野の歴史等 |
これまでの実施事例
タジキスタン タジク国立大学にてJICAチェアを開講
2022年12月7日、タジク国立大学において同国で初回となるJICAチェア講義として、萱島信子・緒方貞子平和開発研究所顧問による「日本の近代化における教育の発展」が実施されました。Prof. Khushvakhtzoda Qobilion Khushvakhtタジク国立大学学長による開会の辞、また相木俊宏・駐タジキスタン特命全権大使の挨拶では、同国との外交関係樹立30周年について言及がなされ、JICAチェア講義が両国の関係強化に貢献することへの期待が述べられました。学生、教員など、300名以上の参加者からは多くの質問もあり、日本に対する興味・関心の高さが示されました。
タイ・タマサート大学で「JICAチェア特別講義」を実施
2022年11月、佐藤仁・東京大学教授を講師に迎え、タイのタマサート大学にて第3回目となる「JICAチェア特別講義」をオンライン形式で開催しました。佐藤教授は80年代から90年代にかけて日本が実施したタイ向けODAをテーマに、日本のODAの特徴やアプローチについて紹介しました。質疑応答を中心とした活発なやりとりが参加者との間で行われ、盛況のうちに終了しました。
北岡特別顧問がタイで「JICAチェア特別講義」を実施
2022年9月、北岡伸一JICA特別顧問(前JICA理事長)が、タイに出張し、プラチャーティポック王立学院及びチュラロンコン大学にて「JICAチェア特別講義」を実施しました。
チュラロンコン大学では2022年3月に続き2回目、プラチャーティポック王立学院においては初めての「JICAチェア特別講義」となりました。質疑応答を中心とした活発なやりとりが参加者との間で行われ、盛況のうちに終了しました。
ブータンにおけるJICAチェア連続講座の開催
2022年2月28日から3月17日までの間、ブータンで初となるJICAチェア連続講座(オンライン形式、計10講座)が開催されました。同国の王立医療科学大学と王立ブータン大学シュラブツェ校に加え、王立ブータン大学科学技術校の学生・教員が参加し最大110名の参加を得ました。連続講座ではDVD教材「日本の近代化を知る 7章」が使用され、加えてブータンに詳しい講師による「地域高齢化対策」「地方創生」「公衆衛生」をテーマとした特別講義も実施されました。質疑応答セッションでは日本の経験をブータンで応用する可能性について、参加者と講師の間で、活発な意見交換が行われました。引き続きJICAは現地日本研究の支援をしていきます。
モルディブ国立大学でJICA チェアInduction Seminarを開催
2022年2月28日、モルディブ国立大学にて、2022年に実施される日・モルディブ国交樹立 55周年記念行事の先駆けとしてJICA チェアInduction Seminarを実施しました。在モルディブ日本国大使、JICAモルディブ支所長、教員・学生等、180名の参加を得て活発な意見交換が行われました。今後のJICA チェア・プログラムの本格的な実施ならびに両国の親善と関係強化に向けた機運醸成の機会となりました。
パキスタン カイディアザム大学でJICAチェア特別講義を開催
2022年2月3日、カイディアザム大学(Quaid-i-Azam University:QAU)との連携により、パキスタンで初となるJICAチェアによる特別講義(対面・オンライン)が開催されました。萱島信子・緒方貞子平和開発研究所顧問による「日本の近代化と教育」に関する講義に加え、同大学講師によるパキスタン教育セクターやJICAパキスタン事務所ナショナルスタッフによる同国におけるJICAの教育プログラムの概要に関する報告なども実施されました。質疑応答では参加者間で活発な議論が行われ、大学関係者からは「更に日本の歴史や経験から学びたい」との声が多く聞かれ、盛況となりました。このようなJICAチェアの講義を通じて、JICAは現地での日本研究を支援していきます。
カンボジア 王立プノンペン大学にてJICAチェア開講
2021年12月18日、カンボジア王立プノンペン大学において同国で初回となるJICAチェア講義がオンライン形式で開催されました。国際大学 加藤宏副学長による「カンボジアと日本の協力:過去、現在、未来に向けて」と題した特別講義が行われ、160名を超える参加者が受講しました。同大学のオム・ラビィ副学長(Dr. Oum Ravy)からは、自らの日本留学経験も踏まえつつ、カンボジアの人材育成のため、日本とのさらなる協力関係を期待する旨のコメントがあり、JICAとの連携をさらに進めたい意向が示されました。JICAはカンボジアにおいても、親日派・知日派人材の育成を支援し、日本の開発経験を踏まえた日本研究を促進していきます。
モンゴル国立大学にてJICAチェア連続講座のオープニングイベントを開催
2021年12月3日、モンゴル国立大学にてJICAチェア連続講座が開講し、オープニングイベントとして、加藤宏国際大学副学長による「日本の国際協力とモンゴル・日本の協力関係」と題するオンライン特別講演が開催されました。同イベントでは学生や大学関係者、マスコミ関係者等約80名が参加し多くの質疑応答が交わされ盛況となりました。本連続講座は、日モンゴル外交関係樹立50周年(2022年)や国立大学国際行政学部設立30年(2021年)、またJICAモンゴル事務所設立25周年(2022年)を迎えるにあたり、日本大使館、同大学、JICAモンゴル事務所の3者共催により企画したものです。JICAは今後も現地日本研究の拠点づくりの支援をしていきます。
ウズベキスタン 東洋学大学でJICAチェアが開講されました
2021年11月4日、ウズベキスタンにて日本研究の中心的な役割を担う東洋学大学をパートナー大学とし、JICAチェア連続講義が開講されました。初回はJICA北岡理事長を講師として、「明治維新:日本近代化の原点」をテーマにオンライン講義が開催されました。同講義には、複数の大学・政府関係機関から合計230名が参加し盛況となり、活発なディスカッションが行われました。ウズベキスタンにおけるJICAチェア連続講義は全4回を予定しており、このような講義を経た後、JICAは現地日本研究の拠点づくりの支援をしていきます。
スリランカ ペラデニヤ大学にてJICAチェア・プログラム開始
2021年9月、スリランカのペラデニヤ大学にてJICAチェア・プログラムの第1回講義がオンラインで実施されました。JICAスリランカ事務所と同大学の間で締結済の本プログラムに係る覚書に基づき、2022年2月までに全8回の特別講義が実施され、同大学からは修了者に対し修了証が発行される予定です。第1回講義では「日本の近代化を知る7章」のうち、第1章の「日本近代化の原点(北岡JICA理事長)」を放映後、スリランカ出身のモンテ・カセム国際教養大学学長による講義が行われました。質疑応答には同大学カマラ・リヤナゲ教授と学生も加わり「現代スリランカの開発において日本の明治維新の過程からどのような示唆が得られるか」等の議論が活発に行われました。
ラオス国立大学 ラオス日本センター(LJI、Laos-Japan Human Resource Development Institute)にてJICAチェアを開催
2021年7月30日、ラオス国立大学LJIで実施しているMBAプログラムにて、ラオスで初となるJICAチェア講義をオンライン形式で開催しました。舟橋學国際大学国際経営学研究科准教授・JICA国際協力専門員を講師として迎え、DVD教材「日本の近代化を知る7章」の第4章「経済成長と日本的経営」を用いて講義を実施しました。「産業構造転換において何が重要であるか」等、受講生からの質疑応答も活発に行われ、また、「日本の経営システムでは、従業員の権利や生活が十分に保障されていると感じた」、「日本の経済発展の背景がよく理解できた」などのコメントがあり、好評を博しました。
インドネシア大学 JICAチェア特別講義開催
2021年6月29日、国立インドネシア大学にてJICAチェア特別講義を開催しました。当日は、約170名が参加し、Dr. Adrianus Waworuntu同大学人文学部長、JICAインドネシア事務所 田中努次長による挨拶に続き、青山温子 名古屋大学名誉教授より「日本の公衆衛生と保健医療制度の変遷」と題して特別講義を実施頂きました。参加者は、日本の皆保険制度や少子・高齢化問題に関心が高く、多くの質問がありました。今後同大学においてJICAチェア長期連続講座が開設される予定で、JICAは継続的に同国における日本研究の拠点作りの支援を行ってまいります。
フィリピン アテネオ・デ・マニラ大学でJICAチェアによる特別講義を実施
2021年2月及び4月の2回に亘り、フィリピンのアテネオ・デ・マニラ大学のベンジャミン・サンホセ助教授の協力のもと、JICAチェアの特別講義をオンラインで開催しました。2月の第1回目には国際大学の加藤宏教授による「日本の開発協力とフィリピン-平和で豊かなアジアのためにどう協力できるか?-」と題した特別講義を、4月の第2回目では政策研究大学院大学の高木佑輔准教授による「インド・太平洋地域における日本とフィリピン」と題した特別講義をそれぞれ実施しました。両特別講義ともに活発な質疑応答・意見交換が行われ、第1回講義では「日本が国際協力する上で大切にしている哲学」等について、第2回講義では中国の「一帯一路構想」と日米が提唱する「自由で開かれたインド・太平洋構想」の違いについてなど多くの質問がありました。参加者からは、講義から多くの知見を得ることができたといった感想が寄せられました。
こうした講義を経た後、日本研究の拠点づくりの支援を検討していきます。
マレーシア 2大学でJICAチェアによる特別講義を実施
2021年3月、マレーシアで初となるJICAチェアの特別講義をマレーシア日本国際工科院(MJIIT)及び国立マラヤ大学で開催しました。MJIITは日本の協力も得て設立された大学・大学院であり、日本の大学や企業との共同研究や日本型工学教育を取り入れた教育を行っています。国立マラヤ大学はマレーシア日本研究センターを有し、マレーシアにおける日本研究をリードしてきた存在です。いずれの大学も日本についての関心が高い教員・学生が集まっており、JICAチェアの開催に至りました。
こうした講義を経た後、日本研究の拠点づくりの支援を検討していきます。
ベトナム 日越大学の正式科目と連携したJICAチェア特別講義を実施
2021年3月及び5月、日越大学での「菅総理来学記念講座」と連携する形でJICAチェアが実施されました。本記念講座は、菅総理が2020年10月に日越大学で行った政策スピーチに関連したトピックの連続講義として、日越大学の学部課程日本学プログラムの必修科目に位置付けて2021年2月から6月に実施されたものです。宮家邦彦 内閣官房参与、武部勤 日越友好議連特別顧問、大使館、JETRO、JICA、国際交流基金や多くの在越日系企業等と連携して行われました。
JICAは、JICAチェアの短期講義として位置付け、技術協力の専門家による「法の支配」「感染症対策」講義のほか、ベトナム事務所 清水所長から「ODA」をテーマに講義を行いました。今後、同大学日本学プログラムの講義においては、DVD教材「日本の近代化を知る7章」を活用して、JICAチェアを拡充することも検討されています。
バングラデシュ・ダッカ大学における JICAチェアの実施
2021年3月10日、バングラデシュ・ダッカ大学において、大学創設100周年及びバングラデシュ独立50周年、並びに来年の日・バ外交関係樹立50周年を記念する催しとして、JICAチェアの特別講義が開催されました。講義では、DVD教材「日本の近代化を知る 7章」のうち第4章「経済成長と日本的経営」が使用され、その後、大野健一 政策研究大学院大学教授による講義が行われました。オンラインを含め3000名超が講義に参加し活発な議論が展開されました。バングラデシュが2026年に後発開発途上国(LDC:Least Developed Country)から卒業する見込みであることを踏まえ、成長軌道に乗りつつある同国が、どのようにして他国の政策から学び、自国の開発にあわせて政策を調整し実施していくかといった点を中心に議論が展開されました。
こうした講義を経た後、日本研究の拠点づくりの支援を検討していきます。
タイ・タマサート大学におけるJICAチェアの実施
2020年11月26日、タイ・タマサート大学において、タイにおける第一回のJICAチェアの取り組みとして、特別講義が実施されました。国際大学 加藤宏教授が講師を務め、日本が建国以来、海外から様々な技術や制度を柔軟に取り入れてきた歴史や倫理観、戦後の経済発展の経緯やアジア諸国との関係等を紐解きながら、日本のODAの特色・理念・アプローチやその背景について講義を行いました。学生からは、日本の経済発展と日本人の倫理感との関係性について等、多くの質問が出され、学生の関心の高さが伺われました。
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