jica 独立行政法人 国際協力機構 jica 独立行政法人 国際協力機構

第六回JICA海外移住「論文」および「エッセイ・評論」受賞者インタビュー第2弾

2026.09.03

2026年4月17日(金)、第六回JICA海外移住「論文」および「エッセイ・評論」「論文」部門の授賞式を行いました。授賞式に参加された天野剛至さん(最優秀賞受賞)と彌島眞帆さん(優秀賞受賞)に大野館長(当時)がインタビューをしました。インタビュー内容を全3回に分けてご紹介します。

「ハワイのフィールドワークでの出会いが研究を色濃いものに」

大野裕枝館長(以下、大野):今度は彌島さんにお話を伺っていきたいと思うのですが、ハワイの学校の課外活動に、なぜ焦点を当てたのか、どこに魅力を感じたのか、教えていただけますか。

彌島眞帆さん(以下、彌島):私は学部時代に国立民族学博物館で開催されていた、ハワイ日系移民史の企画展に行ったことがきっかけです。そこから卒業論文のテーマをハワイにしようかなという軽い気持ちで始めたら、日系移民史の魅力に引き込まれ、ここまで長く続けていました。大きな書籍や体系的な歴史の本では、当時の日系二世・三世の方の考えや生活が見えてこないことを、学部の終わりぐらいから感じ始めました。大学院で実施したハワイのフィールドワークで、日系人の方がホノルルのハワイ沖縄フェスティバルに連れて行ってくださいました。会場に来ている多くの日系人の方は日本語もお話ししませんし、日本に行ったこともない方が多いです。ですが沖縄の音楽に合わせてとても楽しそうに踊るんです。そこでの体験を踏まえ、次世代に継承しやすい文化とは、ダンスや音楽、スポーツかなと思い始め、史料として、戦前のハワイ日本語学校の卒業記念誌を見るようになりました。​​​​​​​

【画像】

「論文」部門 優秀賞受賞 彌島眞帆さん

大野:現地に行ったからこそ、わかったことですよね。

彌島:そうですね。当時の日系人の方々が日本語学校で実際に学んでいたこと、感じていたことを理解するには、課外活動は良い研究材料だと感じています。

大野:なるほど。色々な方と出会って気づいたのも大きいと思いますが、一方で、資料探しが大変ではないでしょうか。

彌島:大変ですね。自分の祖父母の前の世代で、80年以上前のことになってしまいますと、あまりご存じない方が多いです。

大野:人の記憶を辿るのは、もう難しいかもしれませんが、今後も資料が見つかると良いですね。今後も探していくおつもりでしょうか。

彌島:はい。探していきたいと思っています。



(第3弾につづく)

受賞作品はこちらからご覧いただけます。

関連リンク

\SNSでシェア!/

  • X (Twitter)
  • linkedIn
一覧ページへ

RECOMMENDこの記事と同じタグのコンテンツ