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岸本周平 和歌山県知事の訃報に対するメッセージ

2025.04.21

2025年4月15日、和歌山県知事 岸本周平様のご逝去の報に触れました。岸本知事のご生前のご功労を偲びつつ、深い感謝とともに、謹んで哀悼の意を表します。

岸本知事には、研修、日系関連等のJICA事業へのご理解、中でも海外協力隊員には、「わかやまJICAボランティア応援団」の顧問として温かく応援して下さるなど、深甚なるご厚情を賜りました。

当機構の課題別研修「中央アジア地域 広域観光開発政策」は、和歌山県の世界遺産センターへの訪問、熊野古道におけるフィールドワークなど、和歌山県民の皆様のご協力のお陰で有意義かつ円滑に実施することができ、その様子は紀伊民報でもご紹介頂きました。日頃からの岸本知事によるJICA事業へのご理解・応援の賜物だと、感謝しております。

和歌山県から世界に飛び立った人々に対して思いを馳せられるお姿も強く心に残っています。2023年10月に開催された「第2回 和歌山県人会 世界大会」においては、和歌山県から海外へ移住した方々が幾多の困難を乗り越え、互いに助け合って仕事や勉学に励み、各地で活躍されたことへの敬意を表されました。更には、「在外和歌山県人会次世代リーダーズの集い」を企画されるなど、和歌山に所縁のある方々の絆を世代を超えて繋ぎ、国内外で活躍するきっかけづくりに尽力され続けたことに深い感銘を受けました。横浜にあるJICA海外移住資料館の移民教育・教材制作等では、和歌山県にもご協力頂いており、今後も当機構は和歌山県内の学校と共に、移民学習の授業実践や教材研究に取り組んで行く所存です。

JICA海外協力隊の派遣前・帰国隊員による表敬訪問では、いつも岸本知事ご自身が温かく迎えて下さり、「JICA海外協力隊はかけがえのない経験になる、帰国後はぜひ和歌山に戻って活躍してほしい」と激励・慰労頂きました。2024年10月には、在ブラジル和歌山県人会創設70周年記念式典ご参加のためブラジルを訪れられ、「現地で会いましょう」と送り出して下さった和歌山県出身の尾嵜隊員(野球)を実際に現地で激励下さいました。

こうした数多のご厚情に感謝申し上げると共に、安らかにご永眠されますよう、心よりお祈りいたします。

JICA関西 所長 木村 出、スタッフ一同

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