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室蘭養護学校の授業モニタリングに行ってきました!

2025.11.27

2025年度教師海外研修(モンゴル) 授業実践【北海道室蘭養護学校】

教師海外研修とは、開発教育/国際理解教育の実践と推進に意欲のある小中高校と特別支援学校の先生が、JICAが支援する開発途上国に赴き、現地で得た知見を活かして教材を作り、日本国内での授業実践を行う研修です。

2025年度はモンゴルで現地研修を行いました。授業実践モニタリングリポート5回目は室蘭養護学校で行われた山西真理先生の授業風景をお届けします。

この授業に込めた先生の気持ち

2025年11月17日(月)、室蘭養護学校にて「違いがあって、イーネ!!」というタイトルで、日本とモンゴルの衣食住や伝統文化を題材に、共通点や違いを考えながら異文化理解を深める授業が行われました。
山西先生は、モンゴルでの研修を通じて「文化の違いを知ることは、他者を理解し、自分の生活や価値観を考え直すきっかけになる」と感じたそうです。特に、モンゴルの衣食住や伝統文化には、日本と似ている部分もあれば、全く異なる部分もあります。その違いを体験的に学ぶことで、生徒が「多様性を認める心」を育むことを目指したそうです。

「食べてみたい!」「みんなで一緒に行きたい!」

授業は、前回授業の体験を振り返るところから始まりました。生徒たちは、衣・食・住・伝統文化に関する写真や実物を見ながら、「ミルクティーがおいしかった」「シャガイ(家畜の骨を使ったモンゴルの伝統的な遊び)がおもしろかった」など、感じたことを言葉にしていきます。
次に行われたのは、写真カードを使ったゲーム「好きなものを集めよう」。日本とモンゴルの衣食住や文化を表すカードを選び、その理由を発表します。「食べてみたいと思ったから」「みんなで一緒に行きたいと思ったから」など、素直な気持ちが飛び交い、中には「キャンプが好きだからモンゴルの家にも住んでみたい」「日本とモンゴルの牛丼を食べ比べたい」など自分の好きな物と結び付けてモンゴルへの興味を具体的に発表する生徒もいました。2回目のカード選びでは、更にカードを厳選しその理由も発表しました。
最後に山西先生から「皆さんが選んだものは同じものがひとつもないし、選んだ理由も違う」「今日考えて思ったことを大事にしてほしい」というまとめがあり、授業は温かい雰囲気の中で締めくくられました。

写真を通して学ぶ、みんなが参加できる授業

この授業の特徴は、写真を使ったカードを活用している点です。文字に頼らず、視覚的に理解できるようにすることで、みんな安心して授業に参加できていました。そして、校長先生を含む学校全体が協力し、サポートの先生が声をかけたり質問したりする場面もあり、生徒は自分のペースで考え、発言する様子が見られました。異文化理解を深めるための工夫や、学校全体での協力体制が印象に残る授業でした。

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