2025年度 教師海外研修レポート①【派遣前研修】
2025.07.02
今年もついに教師海外研修がスタートしました!
去年に引き続きJICA東京・JICA北陸の合同開催で、タンザニア・バングラデシュの2コースを実施します。
今回は、1都6県(東京・埼玉・千葉・群馬・新潟・長野・石川)から校種も教科も様々な24名の先生達が集まった、2日間の派遣前研修の様子をレポートします。
今年はJICA地球ひろばに集合。この研修の特徴は、地域も校種も様々な先生達が、1年間一緒に学び合うこと。皆さんほとんどが初めましての人たちで、ドキドキしながら研修がいよいよ始まります!
地球ひろばの体験ゾーンを見学しました。SDGsのダッシュボードや多文化共生をテーマにした展示を見て、授業のネタやヒントになりそうなものを探します。
JICA東京に移動して、食堂で同じ県の先生達とランチタイム。地元トークで盛り上がりながら、初めましての緊張が少しほどけてきました。近くに仲間がいるって心強いですね。
タンザニア・バングラデシュのコースに分かれて、それぞれ訪問国の歴史や経済、JICA事業についてJICA職員から話を聞きます。皆さんメモを取りながら説明に聞き入ってました。
本研修のアドバイザーである、東京都市大学の佐藤先生による講義です。事前課題だったオンデマンド学習教材(※)の復習をしながら、四つのレンズ・多様なグローバルのものの見方など、この研修に必要な視点についてお話いただきました。
今日の最後はチーム作り。授業実践で何をテーマにどんな授業をしたいかを共有しながら、近いテーマの人同士でチームを作っていきます。今年はどんなチームができるのでしょうか…!
今日の午前中は児童生徒になって授業体験!1コマ目は国立教育政策研究所の白水先生、教育環境デザイン研究所の畑先生にご協力いただき、「知識構成型ジグソー法」を体験しました。グループでどんな旗をデザインするか、たくさん対話しながら活動をしていました。
2コマ目の講師は、10年前の教師海外研修の参加者で、その後協力隊にも参加した、君津市教育センター指導主事の田仲先生。グループごと1枚の写真を選び、そこから想像できること・疑問などを出し合います。海外研修でこんな写真を撮ってくると授業にできるのか!のヒントになりました。
国立教育政策研究所 白水先生による講義です。
1人ひとりの児童・生徒が自分なりに考えられる授業をするにはどうしたら良いのでしょうか?授業をデザインするにあたってのヒントや、チームがあるからこそできること等、授業づくりにおいて意識して欲しいポイントがたくさんありました!
海外研修に行く前に、どんな情報やネタを集めてきたいのか整理することは大切です。こんな授業をしたいから、これは聞いてきたい!こんな情報が手に入れられるといいよね、をチームごとに話し合います。
ドキドキの初対面で始まった研修もあっという間に終わりました。貴重な週末の時間を割いて参加くださった先生、アドバイザーの皆さま本当にありがとうございました。色々な人とたくさん話をして、最後は素敵な笑顔での1枚です!これから1年間どうぞよろしくお願いします。
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