【群馬県】「ぐんまグローバルセミナー2025」を群馬県国際理解教育研究会と合同開催しました!
2026.03.09
2026.03.09
2月14日(土)、Gメッセ群馬にて今年度3回目の教員実践報告会を実施しました。群馬県国際理解教育研究会(以下、群国研)と共同で開催し、現職教員を中心とした35名にご参加いただきました。
群国研は、群馬県から在外教育施設に派遣された経験のある教員を中心に組織されている研究会です。国際理解教育の普及と振興ならびに充実・発展に寄与することを目的とし、国際理解教育の推進に加え、在外教育施設や国際協力活動等の実践および体験を生かした教育活動や、研修の推進事業等を実施しています。JICA東京とは2023年度からセミナーや報告会を合同開催しています。
本報告会では、JICA教師海外研修としてタンザニアに派遣された有賀早也香先生、田中利奈先生、オランダ・ロッテルダム日本人学校の石田睦先生、イギリス・ロンドン日本人学校の奈良雅裕先生の計4名の登壇者より、それぞれの任地における貴重な経験と教育実践についてご報告がありました。
有賀先生と田中先生からは、タンザニアの小学校や子どもたちの様子に加え、研修での経験をどのように授業実践へつなげたかについてご報告いただきました。有賀先生は、中学2年生の技術科において、タンザニアの文化や日本の伝統技術から着想を得て「生きがい」を表現する木工作品の制作授業を展開されました。また、田中先生は、小学5年生の総合的な学習の時間に「もし自分がタンザニアの小学生だったら、学校に通うか、通わないか」をテーマとしたディベート形式のワークショップを実施。児童がタンザニアの子どもたちの境遇を「自分事」として捉えられる授業を展開されました。
有賀先生の体験談
田中先生の体験談
石田先生と奈良先生からは、オランダとイギリスでの生活状況に加え、日本人学校の教育環境や授業の特色について報告がありました。特に、近隣諸国との協働授業や、現地の教育水準に合わせた実践的な取り組みが紹介されました。また、派遣前の準備や現地でのコミュニケーション、文化への適応に関する助言など、在外教育施設を目指す教員にとって有益な情報が示されました。
石田先生の体験談
奈良先生の体験談
4名の先生方は、派遣国や制度こそ異なりますが、現地で得た知見や気づきを、帰国後の群馬県の教育現場で実践していきたいという共通した強い熱意を表明されました。
また、休憩時間には登壇された先生方と聴講者が親睦を深める姿も見られ、終始和やかな雰囲気の中でプログラムが進みました。
報告会終了後には、JICA教師海外研修の交流会および派遣に関する相談会を設けました。
相談会には、教師海外研修の過年度参加教員の方々にもご参加いただき、今年度の参加者である有賀先生、田中先生と活発な意見交換・交流が行われました。また、本セミナーの参加者からは、JICA海外協力隊の春募集における職種や案件に関する具体的な質問が寄せられるなど、実効性の高い相談の場になりました。
今年度、計3回にわたり開催してまいりました群国研との合同報告会は、今回をもちまして無事に締めくくりとなりました。
来年度以降も継続的な開催を予定しています。これらの報告会が、群馬県内の教員の皆さまにとって、JICA教師海外研修や在外教育施設への派遣を志す一助となること、ひいては県内における国際理解教育の一層の発展に寄与することを切に願っております。
教師海外研修過年度参加教員との記念写真