JICA緒方研究所

JICA緒方研究所について

研究所長あいさつ

着任のごあいさつ

研究所長に着任するにあたり、一言、ごあいさつを申し上げます。

2008年10月に設立されたJICA研究所は、2020年4月をもってJICA緒方貞子平和開発研究所(略称:JICA緒方研究所)に名称を変更しました。12年前、当研究所の設立を主導したのが、当時JICA理事長を務めていた故緒方貞子氏でした。その目指したところは、開発途上国が現場で直面する課題について政策志向の研究を行い、国際社会における日本の知的プレゼンスを強化することです。この設立趣旨を継承し発展させるべく、研究および発信活動のさらなる充実に努めていく所存です。その際には、パンデミックの発生、国際秩序の変化、情報社会への転換、気候変動などの今日的な課題や脅威も踏まえて、日本の開発経験や援助実施国としての知見を体系化し、発信することが重要だと考えます。

上述の基本方針を踏まえ、JICA緒方研究所では「平和と開発のための実践的知識の共創」という新たなビジョンを掲げています。その実現に向けて、国際的な学術水準の研究を行い、現場で得られた知見を分析、総合してJICAの事業にフィードバックさせ、人間の安全保障の実現に貢献してまいります。併せて、新型コロナウィルス感染症をきっかけに社会が大きく変化する中で、いかに持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)を戦略的に推進させていくかなど、新たな開発課題に関する研究にも果敢に挑戦したいと思います。また、人材育成の機能と研究交流の拠点としての機能を一層強化し、JICA開発大学院連携事業の一翼を担う機関として同事業を推進いたします。

JICA緒方研究所として始動したばかりですが、世界の平和と開発のために、さまざまなパートナーと共に、現場重視の視点を持って質の高い研究を行い、政策インパクトのある発信に注力したいと思います。引き続き、温かいご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。


2020年10月1日
JICA緒方貞子平和開発研究所
研究所長 高原 明生

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