【終了】『途上国の産業人材育成—SDGs時代の知識と技能』刊行記念セミナー

掲載日:2021.04.20

イベント |

イベント内容

日本は長年にわたり、開発協力や官民連携を通じて開発途上国の産業人材育成に重点的に取り組んできました。産業人材育成は、産業開発、教育、雇用、貧困削減など多様な目的をもつとともに、国家、外資、地場企業、インフォーマルセクター、教育機関といったさまざまなアクターが関わっています。したがって、それを包括的に議論するためには学際的アプローチが不可欠です。

2021年2月に発刊された書籍『途上国の産業人材育成—SDGs時代の知識と技能』は、産業人材育成を多面的にとらえ、異なる学問分野の研究者と実務者が協働して取り組んだものです。「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)」に代表される国際潮流を念頭におき、今日的な視点でグローバル化時代の知識観や技能習得、生産性向上などの産業人材育成の課題をとりあげています。

執筆陣には、JICA緒方貞子平和開発研究所(JICA緒方研究所)の研究プロジェクト「日本の産業開発と開発協力の経験に関する研究:翻訳的適応プロセスの分析」の研究チームと、名古屋大学のSKYプロジェクト(Skill and Knowledge for Youth Project)の研究者をはじめ、アジアやアフリカなどの途上国の産業開発、教育・人材育成に関わってきた第一線の研究者や実務者が参画しています。

この度、書籍刊行を記念して、編者と主要執筆者を交えて、途上国の産業人材育成について多面的に意見交換し、これまでの日本の産業人材育成の経験を振り返るとともに、With/Postコロナの時代に求められる能力とは何か、そしてこれからの開発協力への示唆についても考える機会をつくります。

プログラム

15:00~15:05 趣旨説明 
大野泉(編者、GRIPS教授/JICA緒方研究所シニア・リサーチ・アドバイザー)

15:05~15:20 本書の概要紹介
山田肖子(編者、名古屋大学教授)

15:20~16:25 パネルディスカッション
【パネリスト】(五十音順)
①神公明 (JICA緒方研究所専任参事)
②高橋基樹(京都大学教授)
③辻本温史(JICA緒方研究所リサーチオフィサー)
④森純一 (ILOチーフテクニカルアドバイザー)
⑤山田肖子(名古屋大学教授)
【モデレーター】大野泉(GRIPS教授/JICA緒方研究所シニア・リサーチ・アドバイザー)

16:25~16:30 まとめと閉会のあいさつ
山田実(JICA緒方研究所次長/上席研究員)

問い合わせ

JICA緒方貞子平和開発研究所(担当:近江)
メール:ditas-rsunit@jica.go.jp

申し込み方法

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