【終了】JICA緒方研究所・JICA横浜 海外移住資料館共催 2022年度移住史・多文化理解オンライン講座 ~歴史から「他者」を理解する~ 第5回 日本における難民受け入れ ~支援団体の視点から~

掲載日:2023.03.02

イベント |

イベント内容

講座概要

日本で増えつつある海外からのさまざまな移住者の背景について理解を深めるため、JICA 緒方研究所とJICA横浜 海外移住資料館は「2022年度移住史・多文化理解オンライン講座」を共催します。日本に暮らす人々の中には、さまざまな外国のルーツを持つ方々がいます。しかし、そのことはあまり知られていません。多文化共生とは、まずは「他者」を理解しようと努めることから始まるのではないでしょうか。

本講座では、国境を超える人々がどのような思いで移動し、どのような生活を送ってきたのか、その歴史や社会背景の理解を通じて、多文化共生を共に考えていきます。本講座は、緒方研究所の研究プロジェクト「日本と中南米間の日系人の移動とネットワークに関する研究」の活動の一環として開催されます。また、南北アメリカへの日本人の海外移住の歴史を展示する海外移住資料館と共催し、過去・現在の海外移住の経験を見つめなおすことを目指しています。1~3月の全7回の講座を通じ、多様な移住者やその家族についてよりよく知るためのヒントをご紹介します。

発表概要

第5回では、認定NPO法人難民支援協会の石川えり代表理事に「日本における難民受け入れ~支援団体の視点から~」をテーマに講演いただきます。世界で避難を余儀なくされている人は増え続け、昨年は1億人に達しました。難民を支援する国連機関である国連難民高等弁務官事務所では、これを「あってはならない数字」としています。その中で、日本へ逃れる人もいます。日本はインドシナ難民の受け入れを契機に難民条約に加入し、日本へ逃れた一人一人から難民申請を受け付け審査した上で難民認定などを行いますが、先進国と比べてこの認定される人数が非常に少ないのが特徴です。他方、昨年はウクライナ「避難民」の受け入れを首相が表明し、2,200人近くが日本に受け入れられるなど新たな動きもあります。日本における難民受け入れを概観し、その課題を考え、日本における難民を取り巻く状況を考えます。

プログラム

18:30 開会
18:35 講演
石川 えり(認定NPO法人 難民支援協会 代表理事)
司会:長村 裕佳子(JICA緒方研究所 研究員)
19:35 質疑応答
20:00 閉会 

問い合わせ

JICA緒方貞子平和開発研究所(担当:長村)
メール:ditas-rsunit@jica.go.jp

申し込み方法

このイベントは終了いたしました。

関連する研究プロジェクト

関連する研究者