【終了】人間開発報告書2021-2022及び人間の安全保障特別報告書 (日本語書籍出版)ローンチ・イベント:不確実な時代における人間の安全保障と人間開発

掲載日:2023.04.26

イベント |

イベント内容

国連開発計画(UNDP)、外務省、JICA緒方貞子平和開発研究所は、複合的危機への対応を議論する公開イベントを4月26日に共催します。

私たちは不確実な時代に生きています。4年目となったコロナ禍は、未だ新たな亜種を生み出し続け、ウクライナでの戦争の影響は世界中に波及し、生活費の高騰など人々の生活を脅かしています。さらに気候や生態系の災害は日々、世界に破壊的な影響を及ぼしています。

如何にして希望ある未来に進めるのでしょうか。新たな道とは、また未来に進む上での障壁はどんなものでしょうか。UNDPが発表した人間開発報告書の最新版、「不確実な時代の不安定な暮らし:激動の世界で未来を形づくる(Uncertain Times, Unsettled Lives: Shaping our Future in a Transforming World)」はそれらの質問に答えます。

人間開発報告書2021/22年版は、不平等に関する2019年版報告書と人新世(Anthropocene)におけるリスクをテーマにした2020年版報告書を含む3部作の最終章と位置付けられています。最新の報告書では、不平等と不確実性が互いを強化しながら絡み合うことによって、これまでにない形で暮らしが不安定になっているのではないかと論じています。また、新報告書は、コロナ禍発生以前から世界の7人に6人が不安を感じていたと報告した、2022年発行の「人間の安全保障に関する特別報告書」も土台にして構成されています。

一方で、重要な点として、この報告書が機会についても言及していることもあげられます。最終的には、共通の目標に向かって努力し、人間開発を倍増させることが、たとえ不確実な時代であっても、人類が繁栄できる未来を創造するために不可欠であると主張しています。

日本での新報告書発行記念イベントは、「2022年特別報告書 人新世の脅威と人間の安全保障~さらなる連帯で立ち向かうとき~」の日本語版書籍出版記念も兼ねて開催します。なお、当イベントは会場のみで参加が可能となります。

プログラム

総合司会: 保田由布子UNDP駐日代表事務所渉外・広報官

15:00 - 15:05 
開会挨拶 外務省

15:05 - 15:10 
祝辞 武見敬三参議院議員

15:10 - 15:30 
第1部:人間開発報告書2021/2022及び人間の安全保障特別報告書からの示唆 ペドロ・コンセイソン UNDP人間開発報告室長

15:30 - 16:15
第2部:パネル・ディスカッション「不確定の時代における人間の安全保障と
人間開発-複合化する危機への対応策を模索する」

モデレーター
・ペドロ・コンセイソンUNDP人間開発報告室長

パネリスト
・赤堀毅 外務省地球規模課題審議官
・峯陽一 JICA緒方貞子平和開発研究所長
・長有紀枝 難民を助ける会会長 / 立教大学大学院教授
・田中梨奈 持続可能な社会に向けたジャパンプラットフォーム事務局長

16:15 - 16:25
フロアとの質疑応答

16:25 - 16:30
閉会挨拶 江草恵子UNDP駐日代表代行

問い合わせ

JICA緒方貞子平和開発研究所(担当:梶野)
メール:ditas-rsunit@jica.go.jp

申し込み方法

このイベントは終了いたしました。

関連する研究者