JICA緒方研究所

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南南・三角協力ハイレベル会合で受けた、JICAの取り組みに高い評価と期待感

2010年11月30日

11月23日にスイスのジュネーブで、JICAは国連開発計画(UNDP)南南協力特別ユニットと国際労働機関(ILO)と共に、能力向上(CD:Capacity Development)推進に役立つ南南・三角協力のあり方や好事例をドナー間で共有することを目的とした「南南協力および三角協力にかかるハイレベル会合」を開催。南南協力に関わるドナーや開発途上国の関係者のほか、JICA研究所から細野昭雄上席研究員と本田俊一郎リサーチ・アソシエイトが参加し、研究発表などを行いました。

 

国連は1978年12月に「途上国間技術協力の推進・実施に関するブエノスアイレス行動計画」が採択されたのを記念し、毎年12月に南南協力に関する啓発イベントとして「Global South-South Expo」を開いており、ハイレベル会合はそのプレ・イベントとして位置付けられています。

 

会合では、開発途上国側から「南南・三角協力は、高い効果や効率性に加えて、実施国個々の歴史や政治、経済、社会を背景とした知識や経験、アプローチの多様性といった優れた点がある」といった発言がある一方、「その効果をさらに向上させていくためには、被援助国側の南南・三角協力受け入れの能力強化に加えて、実施国ごとの専門性や得意分野についてより一元化された情報整理が必要」との見解が示されました。また、多くの開発途上国関係者から、JICAがこれまでに行ってきた三角協力への謝辞とともに、同協力のパイオニアであり主要な推進機関として豊富な経験と高い専門性を評価する声が寄せられました。

 

今回の会合について細野上席研究員は、「IBSAグループ(インド、ブラジル、南アフリカ)が南南協力で連携していくことを表明し、さらにブラジル国際協力庁幹部からアフリカ支援を強化するとの発言があったことで、その進展に期待感を持つことができた」と評価。また、「具体的な事例に基づき、南南協力にはCDを促進させるメリットがあることを説明した結果、多くの参加者に好意的に受け止められた。南南・三角協力の促進に対し、日本が果たし得る役割は大きく、またJICA研究所が取り組むCD研究は、そうした議論に大きく貢献するものと実感した」と話しています。

日時2010年11月23日(火)
場所スイス ジュネーブ
言語英語
問い合わせ先JICA研究所 企画課
電話:03-3269-2357



開催情報

開催日時2010年11月23日(火)
開催場所スイス ジュネーブ

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