プロジェクト・ヒストリー『クリーンダッカ・プロジェクト—ゴミ問題への取り組みがもたらした社会変容の記録』の著者 石井明男氏と眞田明子氏が、廃棄物資源循環学会平成30年度学会賞(著作賞)受賞

2019.05.17

JICA研究所から2017年7月に発刊された「プロジェクト・ヒストリー」シリーズ第17弾『クリーンダッカ・プロジェクト—ゴミ問題への取り組みがもたらした社会変容の記録』の著者、石井明男氏(八千代エンジニヤリング株式会社)及び眞田明子氏(JICAラオス事務所次長)が、一般社団法人廃棄物資源循環学会平成30年度学会賞 著作賞を受賞しました。

この賞は、「廃棄物資源循環に関する専門分野について、著作の発表により、当該学術・技術の進捗発展に顕著な功績があった者」(廃棄物資源循環学会ウェブサイトより)に与えられます。

JICA専門家として現地で活動した石井氏は、1970年代に東京都清掃局の職員として「東京ゴミ戦争」に取り組んだ経験を生かし、住民参加型の廃棄物管理アプローチに力を入れました。廃棄物管理を自分の問題として考える—それが、家庭からのゴミの出し方という住民の生活習慣を変えていくことになったのです。ダッカをきれいにするという共通の目標に向かい、行政と住民が協力し合うようになったクリーン・ダッカへの道。本書には、単なる「ゴミ収集」ではなく、総合的な「廃棄物管理」へと現地の人々の意識が変わっていった成功の軌跡がつづられています。

2019年6月7日には、受賞者の一人である石井氏による受賞記念講演会が八千代エンジニヤリング(株)で開催される予定です。詳しくは、下記関連リンクをご覧ください。

\SNSでシェア!/

  • X (Twitter)
  • linkedIn
トピックス一覧

RECOMMENDこの記事と同じタグのコンテンツ