JICA緒方研究所

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プロジェクト・ヒストリー『僕の名前はアリガトウー太平洋廃棄物広域協力の航跡』が廃棄物資源循環学会の令和元年度学会賞(著作賞)を受賞

2020年4月28日

JICA緒方貞子平和開発研究所は、これまでに行ってきたJICAの事業を振り返り、その軌跡と成果を分析してまとめた書籍「プロジェクト・ヒストリー」シリーズを刊行しています。

その第21弾『僕の名前はアリガトウー太平洋廃棄物広域協力の航跡』(2018年12月発刊)の著者である天野史郎氏が、一般社団法人廃棄物資源循環学会の令和元年度学会賞(著作賞)を受賞しました。この賞は、廃棄物資源循環学の進歩や事業の発展に寄与・貢献した会員を対象に、毎年、同学会が授賞するものです。「プロジェクト・ヒストリー」シリーズが同学会から学会賞(著作賞)を受賞するのは、平成31年度の石井明男・眞田明子著『クリーンダッカ・プロジェクトーゴミ問題への取り組みがもたらした社会変容の記録』(2017年7月発刊)に引き続き2回目。

『僕の名前はアリガトウー太平洋廃棄物広域協力の航跡』で取り上げたのは、サモア、フィジー、トンガなどの大洋州の島しょ国が直面する喫緊の課題である廃棄物管理。JICAは、2000年にサモアでの支援を始め、日本の廃棄物管理の知見を生かして2011~16年には11カ国を対象に「大洋州地域廃棄物管理改善支援プロジェクト(通称J-PRISM)」を、そして2017年からは9カ国を対象に同プロジェクトのフェーズ2を実施しています。同書では、廃棄物管理支援がどのように始まり、数々の荒波にのまれながらも、どのように二国間協力から大洋州広域への協力に発展していったのか、15年あまりの“航海”を振り返ります。

天野氏は「技術は人から人へ伝えるものであり、人が主役」という信念を持ち続けながら、JICA専門家としてこの協力に一貫して携わってきました。今やこの協力に欠かせない人材となったサモアのファフェタイ・サガポルテレ氏をはじめ、多くの日本人専門家と共に奮闘した島しょ国の人々の成長も描かれています。

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