研究プロジェクト「東アジアにおける人間の安全保障とエンパワメントの実践」ワーキングレポート集 発刊

2021.12.06

JICA緒方貞子平和開発研究所は、研究プロジェクト「東アジアにおける人間の安全保障とエンパワメントの実践」の成果として、2021年8月にワーキングレポート集を発刊しました。

同プロジェクトは、人間の安全保障に対する多様で複雑な脅威に直面し、社会から取り残されている人々や弱い立場にあるコミュニティーのエンパワメントを分析することで、人間の安全保障の概念に関する総合的な理解を得ることを目的にしています。プロジェクトは2段階で実施され、第1段階では、パンデミックによる危機に対応するための主な手段となるであろう「保護」に関する戦略など、国レベルでのコロナの影響に関する分析を網羅します。第2段階では、個々のケーススタディーで「エンパワメント」の現状を分析することで、弱い立場にある人々に特化して研究を進めています。

このワーキングレポート集は、同プロジェクトに参加している8人の研究者が第1段階の研究の中間結果として執筆したものです。新型コロナウイルス感染症の国レベルでの影響に着目し、インドネシア、フィリピン、タイ、ベトナム、日本の東アジア5ヵ国での人間の安全保障に関する8つの問題(①健康、②食料、③ジェンダー、④経済、⑤高齢化社会、⑥環境、⑦強制移住、⑧平和と公正)について分析しています。

同ワーキングレポート集は以下のリンクからダウンロードできますので、ぜひご覧ください。

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