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G20をめぐる研究者・実務者による議論の場にJICA研究所が参加

2012年9月28日

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韓国開発研究院(KDI)からの招聘を受けて、JICA研究所から北野尚宏副所長と小林誉明リサーチ・アソシエイト(RA)が、9月13日から15日にかけて中国・上海の上海国際問題研究院で開催された国際ワークショップ「Shifting Coalitions and Potential Blocs for Asian and Pacific Leadership in the G20」※に参加し、G20におけるアジア太平洋諸国の貢献などについて、G20に関する研究者や実務者らと議論を行いました。

 

初日の第2セッション「日中韓協力とTPP —地域的および国際的なインパクト」に討論者として参加した小林RAは、開発協力の観点から日中韓協力の意義と可能性について報告を行いました。その中で、インフラ整備重視という点に共通点をもつ「アジア型開発協力モデル」を挙げ、カンボジアでの事例を紹介する一方、他のドナーが供給不足となっているインフラセクターへの資金ギャップを埋める役割を担っていることも言及しました。また、三か国協力の可能性について、日本が長年蓄積する経験と中国の援助スピードや柔軟性、韓国のアジェンダ設定能力を日中韓で学習し共有することにより、三か国それぞれのグッド・プラクティスは、国際ドナーコミュニティに売り込むことができ、グローバル・ガバナンスに対する一つのインパクトになることを述べました。

 

JICA研究所では、二国間援助の比較に関する研究について本格的に立ち上げる準備段階にあり、G20の新興国を研究対象国とすることを検討しています。本会合に参画することで、G20をめぐる様々な議論の最新状況を把握するほか、メンバー各国の情報を有する研究者とのネットワーク構築、研究対象国のカウンターパート研究機関との協力体制の可能性を探る機会となりました。

 

二日目には、北野副所長が、上海国際問題研究院の陳東暁副院長と、開発政策の分野での今後の交流について意見交換しました。同研究院では、2010年10月に緒方貞子前理事長が「Asia in the Era of Globalization and Prospect for Japan-China Relations(グローバル化時代のアジアと日中関係の展望)」と題する講演を行っています。

 

※グローバル・ガバナンスの構築支援を主要ミッションとしている米国のスタンレー財団のほか、上海国際問題研究院、トロント大学ムンクスクール、KDI(今会合から共催者となった)の共催によるこの会合は、G20のあり方や国際貢献に対する学術的かつ政策的な観点から議論する場として開催されています。

 

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日時2012年9月13日(木) ~ 2012年9月15日(土)
場所上海、中国



開催情報

開催日時2012年9月13日(木)~2012年9月15日(土)
開催場所上海、中国

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