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世銀IMF総会でJICA研究所の研究員が発表

2010.10.20

10月4日から10日の日程でワシントンDCで開催された国際通貨基金(IMF)・世界銀行グループの2010年度総会にJICA職員2名が出席。10月7日に行われたサイドイベントの機会をとらえて満場の聴衆を前に、武藤めぐみ研究員が、気候変動適応についての世界銀行・アジア開発銀行との共同研究の成果を発表しました。

武藤研究員は、アジア沿岸都市が受ける気候変動の影響と戦うには政治家がリーダーシップを持って投資決断を下すことが重要だと強調しました。マニラ政府機関が断片化されているために決断(特に気候変動適応対策について)を下すための協力が難しくなっていると指摘。気候変動影響のアセスメントを行うとともに新規および既存のインフラを支える短期的・長期的な投資戦略を立てた上で、政治的および制度的機関が組織的に内部協調の努力をすることが適応のために重要と述べました。

荒川博人JICA上級審議役は、今回の共同研究は「ナレッジコラボレーション」の好例。先進国と途上国との間にある気候変動についての認識の差異を埋めるとともに、今年中に開催される国連気候変動枠組み条約第16回締約国会議(COP16)に資するものとなるだろうと語りました。

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関連研究領域:環境と開発 / 気候変動

開催情報

開催日時:2010年10月4日(月)~2010年10月10日(日)
開催場所:米国 ワシントンDC

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