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妊産婦や乳幼児における母子手帳の有効性を強調

2010.08.16

8月9日、インドネシア保健省研究所で開かれたインドネシア母子手帳のインパクト分析に関するフィードバックセミナーにおいて澤田康幸客員研究員が、母子手帳の有効性につき、インパクト評価の観点から実証データを用いて分析した研究結果を発表しました。

セミナーに参加したインドネシア保健省関係部局や中央統計局、独自で研究を進めるドナーらと研究結果について議論を実施し、実際の事業現場へフィードバックするためには、よりデータを使いやすくすることが必要との見解が示されました。今後のフォローアップとして、インドネシア保健省による新たな基礎健康調査(RISKEDAS)のデータ分析、県レベルでの分析、指標の絞り込みのほか、WHO(世界保健機関)やUNICEF(国際連合児童基金)といった各ドナーが有する独自の結果を持ち寄り情報交換を行っていく予定です。

戦後日本における母子保健の改善に大きく寄与した母子手帳。このアイテムと経験を活かして、JICAでは、ミレニアム開発目標(MDGs)にある<乳幼児死亡率の削減>や<妊産婦の健康の改善>に貢献する活動を行っています。これに関して、JICA研究所でも「JICA事業の体系的なインパクト分析手法の開発」の研究案件を立ち上げており、今回の発表は、対象事業の1つであるインドネシア「母子手帳による母子保健サービス向上プロジェクト」に関連するものとして行われました。

関連研究領域:援助戦略

関連研究プロジェクト:JICA事業の体系的なインパクト分析の手法分析

問い合わせ先

JICA研究所 企画課
電話:03-3269-2357

開催情報

開催日時:2010年8月9日(月)
開催場所:インドネシア保健省研究所

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