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「産業政策の新しいアプローチ」をテーマに、コロンビア大学IPDとの共同研究タスクフォース会合を開催

2014.07.03

JICA研究所は、コロンビア大学ジョセフ・スティグリッツ教授率いる同大学政策対話イニシアチブ(Initiative for Policy Dialogue: IPD)との共同研究を実施していますが、そのタスクフォース会合を6月5-6日、ヨルダンにて開催しました。

研究所からは、細野昭雄シニアリサーチアドバイザー(SRA)、島田剛主任研究員が参加し、IPD側からはスティグリッツ教授、Akbar Noman教授、ホセ・アントニオ・オカンポ教授(コロンビア大学)が参加した他、ジャスティン・リン教授(前世界銀行チーフエコノミスト、北京大学)、Robert Wade LSE教授が参加しました。

タスクフォース会合では、「産業政策の新しいアプローチ」をテーマに研究状況の共有や意見交換が行われました。会合では、今日においては、資源や資金以上に知識(ナレッジ)のギャップが経済成長に影響しているとの問題認識や、金融政策が産業開発に与えるインパクトとリスクを考慮することの重要性、市場と政府が果たす役割をめぐる論点などが示されました。研究所からは、細野RSAが包摂性を考慮した上で産業政策や学習社会(Learning society)を分析した結果を共有し、島田主任研究員からは、学習社会に影響を与える要素としての社会関係資本と経済成長の関係に関する考察などを示し、その後活発な意見交換が行われました。

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細野SRA(左)、島田主任研究員(左から2番目)

細野SRAと島田主任研究員は、本タスクフォース会合の後に同地にて開催された国際経済学会第17回世界大会にも参加し、アフリカ若手研究者を対象としたプログラムにおいて、JICA事業やTICADへの取り組みについて紹介を行いました。

開催情報

開催日時:2014年6月5日(木)~2014年6月6日(金)
開催場所:ヨルダン

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