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ポスト2015に向けて:日本の政府開発援助60年を再評価するワークショップ開催

2014.08.06

2014年は、日本が政府開発援助(Official Development Aid:ODA)を開始してから60周年を迎える節目にあたります。他方、ミレニアム開発目標(MDGs)の目標年2015年を間近に控え、2015年以降の国際開発の枠組みや、具体的な指標設定に関する議論が最終段階を迎えています。JICA研究所は、ポスト2015に向けて日本のODAを再評価することを目的とし、研究プロジェクト「ポスト2015へ向けた日本の開発援助の再評価(国際協力60周年事業)」を実施しています。本研究の成果は最終的に英文書籍としてとりまとめられる予定です。

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7月22日から24日まで「日本と開発途上国:日本の海外援助60周年とポスト2015への課題」と題したワークショップが北海道で開催されました。本ワークショップは、書籍の執筆者となる国内外の有識者および関係者が一堂に会し、過去60年にわたる日本の援助を多角的に分析し、意見交換をする目的で実施されました。

戦後賠償として始まった日本のODAも、時代とともにそのあり方が問われる時期に来ています。本研究では、その軌跡を振り返り、成果および課題を評価することを通じて、日本のODAや世界の援助潮流全体への政策的含意を提示することを目指しています。さらに、これまでに蓄積された知見や効果的なシステムを明らかにし、ポスト2015の議論への貢献や、開発援助の実施体制や開発論に求められる変革についての示唆を与えることが期待されています。

本書籍はジョン・ペイジ ブルッキングス研究所シニアフェロー、下村恭民法政大学名誉教授、加藤宏JICA研究所所長が編者を務め、国内外から26名の執筆者が参加しています。2014年の11月には、その成果を共有するための公開セミナーをJICA市ヶ谷で開催する予定です。

開催情報

開催日時:2014年7月22日(火)~2014年7月24日(木)
開催場所:ANA Hotel 札幌

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