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「貧困削減レジーム」の実態とその課題とは:古川元上席研究員が研究成果をまとめた書籍を発刊

2014年11月27日

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古川光明元研究所上席研究員(現JICA南スーダン事務所長)による『国際援助システムとアフリカポスト冷戦期「貧困削減レジーム」を考える』が、日本評論社から刊行されました。

 

1990年代以降、貧困削減を共通の目標とし、援助国間で協調して援助効果向上の取組を一定のルールに従って行う体制「貧困削減レジーム」が形成されてきました。本書はこの「貧困削減レジーム」の歴史的な形成過程、受容度、有効性を分析し、特に同レジームの受容度の高いタンザニアにおける事例を取り上げています。「貧困削減レジーム」下における国際援助システムがどのように展開し、途上国とのドナー側のインターフェースや支援のモダリティがどのように変容したのか、また、いわゆる「プロジェクトの氾濫」が援助の有効性にどのような影響をもたらしてきたのか、実証的なデータ分析を行っています。タンザニアの事例では、現地調査で行ったインタビューなどに基づき、中国など新興ドナーの台頭も踏まえ、新たな資源獲得などの機会に応じて、援助の受け入れ態勢をとってきた途上国側の姿を描いています。著者は、開発援助効果の向上に向けては、ドナー側のロジックだけでなく、途上国のロジックを踏まえた国際援助システムの構築を目指すことが重要であると指摘しています。

 


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