JICA緒方研究所

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プロジェクトヒストリー『いのちの水をバングラデシュに 砒素がくれた贈りもの』を刊行しました

2015年4月24日

 

いのちの水をバングラデシュに 砒素がくれた贈りもの

3,000万人が飲む井戸水から、毒物の砒素が見つかった。
5万人を超える砒素(ヒ素)中毒患者も出ている。
豊富な水に恵まれながら、安全な飲み水がないバングラデシュ。
なぜ、デルタ地帯の地下水に砒素が入るのか?
どうすれば安全な水を供給できるのか?
維持管理体制をどのように築けばいいのか?
それ以前に、砒素が何かを知らない人々に、
砒素の危険を伝えることができるのだろうか...。
立ちはだかる"地下の不思議"と"地上の困難"。
〈いのちの水〉を求め、日本のNGOとJICAの連携プロジェクトが始動した。

本書は、宮崎県を拠点に活動するNGOアジア砒素ネットワーク(AAN)が、バングラデシュの飲み水の砒素汚染の問題に20年以上にわたり取り組んできた軌跡を描いたものです。飲料水に砒素が溶け出すメカニズムが明らかではなく、これを完全に取り除いた飲料水を提供することが、技術的にも、文化の面でも容易ではない砒素。本書はアジア砒素ネットワークが多くの人びとと協働し、JICAとも連携して進めてきた活動の記録です。

 

書籍の詳細な情報については、刊行物のページをご覧ください。

 




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