JICA緒方研究所

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北京で行われた中国の対外援助との連携に関する3つの会合で、北野副所長がJICA事業の経験発表などを通じ、議論に貢献

2013年7月3日

6月18日、北京で開かれた経済協力開発機構開発援助委員会(OECD-DAC)と中国国際貧困削減センター(IPRCC)の共催による会合、China-DAC Study Group 農業ラウンドテーブルにJICA研究所の北野尚宏副所長とJICA企画部那須毅寛副調査役が出席し、アフリカへの農業支援について、アフリカ諸国や中国の政府関係者、研究者、およびDACドナー関係者と共に議論に参加しました。

 

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China-DAC Study Group 農業ラウンドテーブル

北野副所長(前列左から3番目)

今次ラウンドテーブルは、過去に実施したタンザニアとジンバブエの視察を通じて明らかになった中国とDACメンバーの支援方法や考え方の違いを踏まえ、アフリカからの参加者も得て、相互に経験の共有を行うとともに、より効果的な開発について議論することを目的としています。

 

「開発協力の実施改善のための優良事例」と題して行われたセッションでは、開発協力におけるドナー間の比較優位による組み合わせのアプローチや、比較優位に基づく受け入れ国側のドナーの選択の重要性などについて議論が行われました。このセッションでモデレーターを務めた北野副所長は、「アフリカからの参加者のプレゼンスが大きく、受入国側のオーナーシップが強調されたことも重要。」との見解を述べました。

 

また、北野副所長と那須副調査役は、翌日19日に行われた米国国際開発庁(USAID)と清華大学の共催セミナー”Approaches to Development Assistance and Collaboration: Perspectives from China, OECD, and Africa”にも参加。ドナー関係者や大学関係者、学生などが参加したこの会合で、北野副所長はスピーカーのひとりとして、TICADVにおける日本政府のコミットメントの概要、及びJICAのエチオピアでのKAIZENに関する技術協力の事例等日本のアフリカでの取り組みを紹介。今後の日本の対アフリカ援助重点分野には、回廊整備をはじめ中国も支援を開始していることから、日中間の現場レベルでの情報交換・経験交流はますます重要になってくるとの考えを述べました。

 

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    "North-East Asian Development

            Cooperation in Post 2015" にて

さらに、20日に同じく北京にて開催された国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)東・北東アジア地域事務所及び中国農業大学共催のセミナー”North-East Asian Development Cooperation in Post 2015”にも参加しました。
全世界の20%超の規模を占めるODA、FDIの供給源である北東アジアとして、伝統ドナーと新興ドナー、パートナー国が協力してきた経験と、その最新の状況をレビューすることにより、同地域におけるより強いパートナーシップ構築を目指したこの会合に、ドナー関係者や北東アジアの研究者、有識者が集まりました。”Development cooperation trends, actors, policies in North-East Asia”と題したセッションで登壇した北野副所長は、Post 2015の優先課題や三角協力を通じた南南協力の経験等を中心にJICAの活動について幅広く紹介するとともに、今後の同地域の連携強化を議論する最終セッションにおいてパネリストを務めるなど、議論に貢献しました。

 

日時2013年6月18日(火) ~ 2013年6月20日(木)
場所中国、北京



開催情報

開催日時2013年6月18日(火)~2013年6月20日(木)
開催場所中国、北京

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