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JICA研究所が「東アジアにおける人間の安全保障の実践」研究の第一回執筆者ワークショップを開催

2013.12.04

2013年11月25日、26日の2日間にわたり、「東アジアにおける人間の安全保障の実践」研究プロジェクトの第一回執筆者ワークショップをJICA市ヶ谷で開催しました。この研究プロジェクトは、東アジア地域の13カ国(日本、中国、韓国およびASEAN10カ国)を対象に、「人間の安全保障」という概念がどのように理解され、どのような政策的な付加価値があるのかを探求する目的で開始されました。

本ワークショップでは、プロジェクトの第一段階として「人間の安全保障」の概念と「人間の安全保障」上の課題が、対象13カ国でそれぞれどのように認識されているのかを調査することが確認され、その方法について議論が交わされました。また、調査を先行して行っている日本の状況について、神戸大学・栗栖薫子教授が中間的な調査結果を報告しました。その他12カ国からは、中国から任暁(Ren, Xiao)復旦大学教授、韓国から金恩美(Kim, Eun Mee)梨花女子大学教授、ASEANからASEAN-ISISネットワークの研究者が参加し、各国における「人間の安全保障」の概念の普及と課題についての報告がなされました。JICA研究所からは、本プロジェクト代表者である峯陽一客員研究員(同志社大学教授)をはじめ、北野尚宏副所長、恒川惠市シニア・リサーチ・アドバイザー、村上博信企画課長、室谷龍太郎研究員、後藤幸子研究員、ゴメズ・オスカル研究員、髙美穂研究員が出席しました。

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25日ワークショップ参加者

東アジア13カ国では経済発展、政治情勢などに様々な違いがあり、直面している課題にも多様性がある中で、どのように研究プロジェクトを進めることができるか、活発な意見交換が行われました。本研究プロジェクトは2年目には個別事例の分析を行い、2年間で東アジア地域での「人間の安全保障」の実践的な取り組みについて研究成果を取りまとめることを目指しています。

開催情報

開催日時:2013年11月25日(月)~2013年11月26日(火)
開催場所:JICA市ヶ谷ビル

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