JICA緒方研究所

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アジアにおける南南協力の経験をラテンアメリカで発信

2010年9月13日

8月30日および31日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで国連開発計画(UNDP)などが主催する国際セミナー「南南協力・三角協力について語るときには何について語るのか? ラテンアメリカ、アジア、アフリカの経験の比較からの貢献」が開催されました。この中の「アジアとアフリカにおける経験」と題するセッションで、細野昭雄上席研究員がアジアにおける南南協力(開発途上国の中で、ある分野において開発の進んだ国が、別の開発途上国の開発を支援すること)の現状と特徴や、JICAの南南協力支援などについて発表しました。

 

発表後に、参加者から「アジアにおける南南協力は、ラテンアメリカにおける南南協力と比較して地域統合等を目指した現実的なものが多いと理解するが、その要因は何か?」などの質疑があり、参加者を交えた積極的な議論が行われました。

 

今回のセッションにおいて、効果的な南南協力、三角協力を模索するラテンアメリカ諸国に対して、これまでほとんど知られてこなかったアジアにおける経験や現状などの情報を発信できた意義は大きく、またJICAがアジア主要国と進めてきたパートナーシップ・プログラムに対して、ラテンアメリカ諸国からの参加者や国際機関関係者などから高く評価される機会となりました。

 

セミナーを終えて細野上席研究員は、次のようにコメントしました。

 

「南南協力および、それを支える三角協力は、途上国がその発展における最近の経験やノウハウを、より後発の途上国に提供し、効果的な社会経済発展を進めることに大きく貢献すると期待されるが、それは、CD(Capacity Development:キャパシティー・デイベロップメント)の観点からも重要であり、JICA研究所におけるCD研究でも、そのような特徴を有する南南協力、三角協力を重視していきたい」

 

現在、ラテンアメリカ諸国は協力体制のもと、ハイチ復興に向けて南南協力に取り組んでいます。JICAではこのような取り組みに対して積極的に支援を行っています。JICA研究所でも細野昭雄上席研究員が研究代表となり、上記に関連する「事例分析に基づくCDアプローチの再検証」研究を立ち上げています。

日時2010年8月30日(月) ~ 2010年8月31日(火)
場所アルゼンチン 陸軍将校クラブ
主催者国連開発計画
問い合わせ先JICA研究所 企画課
電話:03-3269-2357



開催情報

開催日時2010年8月30日(月)~2010年8月31日(火)
開催場所アルゼンチン 陸軍将校クラブ

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