JICA緒方研究所

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米国経済学会でアフリカ経済の成長要因に関する研究成果を発表

2011年7月14日

6月29日から7月3日、JICA研究所のジャンクロード・マスワナ研究員は米国カリフォルニア州サンディエゴで開催されたアメリカ西部経済学会(Western Economic Association International:WEAI)の年次会合へ出席しました。世界最大規模の約2,000人という会員数を誇る本学会には各国から多くの経済学者が集まり、最新の経済研究について討論を行います。300にも上る分科会では毎回広範なテーマが扱われ、今年も「バスケットボール:市場構造と労働問題」、「幸福の経済学」、「アメリカの労働市場」、「海外投資と海外直接投資」など、多岐にわたる議題が取り上げられました。

 

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  経済発展を遂げているモザンビークの首都、マプト  
  (写真:Mika Tanimoto/JICA: 2008年8月)

「アフリカの農業・貿易・教育」と題した分科会で進行役を務めたマスワナ研究員は、現在進めている研究「アフリカにおける経済成長の潜在的要因の領域探求」の成果を発表しました。[関連記事1、関連記事2] マスワナ研究員は約20名の専門家を前に、アフリカ経済の成長要因とアフリカ諸国の対中国貿易との相関関係について、従来の分析手法とは異なる「閾値自己回帰モデル(threshold autoregressive panel estimation)」を用いた検証結果を提示しました。この新たな分析モデルで貿易と経済成長の相関を解析したのは先駆的な試みであり、発表後には参加者から分析手法に関する専門的な質問が寄せられました。現在、関連の論文を執筆中のマスワナ研究員にとっては、他の研究者からのコメントやフィードバックは非常に参考になったということです。

 

また、マスワナ研究員は「中国の雇用と公共部門」の分科会へも討論者として出席し、中国の実質為替レートと雇用に関する研究発表についてコメントを述べました。同研究員は、報告された調査結果は興味深く、さらなる学術的成果が期待できると話しています。

 

関連研究領域:成長と貧困削減

日時2011年6月29日(水) ~ 2011年7月 3日(日)
場所米国 カリフォルニア サンディアゴ
主催者Western Economic Association International (WEAI)

開催情報

開催日時2011年6月29日(水)~2011年7月 3日(日)
開催場所米国 カリフォルニア サンディアゴ

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