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Decision Factors and Benchmarks of EIA Report Quality for Japan’s Cooperation Projects

JICA緒方貞子平和開発研究所の上條哲也研究員が、研究プロジェクト「JICA環境社会配慮(計画段階)の質の向上」の成果として、論文「Decision Factors and Benchmarks of EIA Report Quality for Japan’s Cooperation Projects」を執筆しました。

同論文は、社会経済開発が環境に与える影響などについてのジャーナル「Environment, Development and Sustainability」誌に掲載されました。同誌ウェブサイトに掲載された要約は次の通りです。

本研究の目的は、JICAが支援している開発事業に関する環境影響評価報告書の質に対する決定要因を明らかにし、質の高い報告書のためのベンチマーク(基準)を提案することです。本研究では、2001~2016年に作成された160冊の環境影響評価報告書の質を評価し、統計検定、クラスタ分析、決定木分析を用いて報告書の質に対する決定要因を調査しました。その結果、代替案と住民参加が決定要因であり、そのリンケージ(連動)が報告書の質に影響を与えたことを明らかにしました。そして、報告書の高い質を確保するためのベンチマークは、①ほぼ満足する程度の代替案、②スコーピング段階と報告書案段階での住民参加の2つであると結論づけています。代替案と住民参加のプロセスがどのように報告書の質に影響を与えるのかについては、比較研究と個別研究を通じたさらなる研究が必要です。

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