Japan’s Infrastructure Export and Development Cooperation: The Role of ODA Loan Projects in the 2010s

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日本は、近年、インフラシステム輸出戦略、インフラシステム海外展開戦略2025を打ち出し、インフラシステムの海外展開を通じた自国の経済成長の実現を目指してきました。本論文は、日本のインフラシステムの海外展開における最大のツールの一つである政府開発援助(ODA)の円借款プロジェクトをケースとして、2010年代のインフラシステム輸出・海外展開を開発途上国への裨益と日本経済への裨益に焦点を当て振り返っています。具体的には、インフラ関連の円借款プロジェクトにおける融資実績、受注企業国籍などの分析により、円借款プロジェクトを通じた日本のインフラ輸出・海外展開がどのように増加したか、また増加した要因を議論しています。

本論文は、JICA緒方貞子平和開発研究所の研究プロジェクト「開発途上国の持続可能な開発に係る研究~Inclusive Wealth Indexを用いた開発途上国の持続可能性評価と持続可能なインフラ開発の成功要因の検討~」の成果です。Australian Journal of International Affairsに掲載され、以下のリンクからアクセスできます。

著者
遠藤 慶ニコライ・ムラシキン
発行年月
2022年4月
出版社
Australian Journal of International Affairs
言語
英語
ページ
21ページ
研究領域
地球環境
研究プロジェクト