Sustainable Infrastructure: A Systematic Literature Review on Finance Arrangements and Governance Modes

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近年、インフラ開発において、質の高いインフラ、持続可能なインフラという考え方が重要視されています。しかし、それらのenabling factor(実現要素)に係る包括的な研究は、これまでほとんど行われていません。このような背景を踏まえ、この研究では、先行研究が多数存在する持続可能なインフラに焦点を当て、ファイナンスとガバナンスを切り口に、その実現要素について体系的な文献レビューを行いました。

この研究では、持続可能なインフラの定義、特徴を確認した上で、それらに関連するファイナンスとガバナンスの特徴、相互関係を分析しました。

その結果、持続可能なインフラ開発を実現するさまざまなファイナンスやガバナンスにおいて、官民パートナーシップ(PPP)および国際開発金融機関(MDB)が中心的かつ重要な役割を果たすことが示唆されました。さらに、持続可能なインフラ開発を実現する上で、水平的なプロセス管理と垂直的なプロジェクト管理を組み合わせたさまざまなガバナンス手法があることが示唆されました。

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