JICA緒方研究所

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ワーキングペーパー

No.14 Has Decentralization in Indonesia Led to Elite Capture of Reflection of Majority Preference?

地方分権や民主化の過程にある開発途上国では、公共財の供給の決定において権力者層による恣意的な選択(elite capture)が行われていないかという点が懸念される。本稿では、道路や電化に着目し、インドネシアにおいて上記の懸念が成り立つかどうかを確認する。インドネシアでは地方分権の前までは農村のインフラ整備は中央主導で行われており、インフラ優先順位に関する農村内の選好の多様性を反映できていなかった可能性がある。地方分権が進んだ現在においては、農村のインフラ整備は地方自治体毎に選挙で選ばれたメンバーが意思決定を行っているが、権力者層による恣意的な選択の可能性は依然として残されている。本稿は地方分権の前と後のインフラアクセスデータと家計データを組み合わせた分析を行い、権力者層による恣意的な選択は確認されないとの示唆を導いている。

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