JICA緒方研究所

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ワーキングペーパー

No.111 A Quantitative Text Analysis of the Minutes from the Meetings in Public Involvement: A Case of a Bridge Project in Cambodia

環境影響評価における住民参加の先行研究は、主に定性的分析に基づくものであった。近年は、計量テキスト分析が発達してきており、社会調査にも適用されているため、本研究では、カンボジア橋梁プロジェクトの議事録に計量テキスト分析を適用し住民参加を調べた。分析の結果、環境影響と代替案分析についての協議は限定的との結論に至った。また、質が良く理解容易な会議資料と協議の円滑化が住民参加を改善する主な要素であり、良い住民参加は事業者の環境社会意識によることも明らかになった。さらに、こうした分析結果は、計量テキスト分析が妥当な住民参加分析手法であることも示した。今後の研究課題としては、地域住民の関心の高い項目と低い項目、代替案分析、プロジェクト比較に焦点を当てた住民参加分析があげられる。

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