JICA緒方研究所

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No.209 Remittance Investment Climate Analysis: Framework and Methods to Ascertain the Local Development Potential of Overseas Remittances

本稿では、出稼ぎ移民による海外送金が本国地域の開発に果たしうる役割について、「混合研究法」による4つのコミュニティ研究の結果を示す。

我々は、“Remittance Investment Climate (ReIC)”という分析フレームワークを開発し、Remittance Investment Climate Analysis in Rural Hometowns (RICART) という混合研究法のツールを用いて、フィリピンの4市(municipalities)で4年間の研究を行った。4市それぞれにおいて、海外送金の保有者(在外の送金者と受け取り家計)と本国出身地の投資環境の関係を分析し、海外送金が貯蓄・投資・起業に活用されていく様を記述している。

地方行政による投資環境改善の取り組みと並んで、住民の金融リテラシー、金融包摂および金融機関の機能強化も重要である。海外送金が地域の開発に生かされるためには、投資環境や規制、および地域住民の金融知識の向上が同時になされる必要がある。


キーワード:海外送金、移民と開発、出身地への投資、Remittance Investment Climate Analysis in Rural Hometowns、混合研究法

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