JICA緒方研究所

出版物

ワーキングペーパー

No.25 On the Possibility of a Lowland Rice Green Revolution in Sub-Saharan Africa: Evidence from the Sustainable Irrigated Agricultural Development (SIAD) Project in Eastern Uganda

サブサハラアフリカ諸国の多くで、急速な都市化に伴い、米の需要が急速に伸びている。農村部では、米は主食ではなく生産量も少ないため、都市部の米の供給の多くはアフリカ外からの輸入に依存している。輸入米と競争するためには、生産性の向上が不可欠である。東部ウガンダでは、1990 年代末から稲作が広がり始めているが、栽培技術が未発達であるために、低い生産性に留まっている。そこでJICA は、農民が自ら建設可能な小規模灌漑の導入と、稲作栽培技術の改善を目的とする技術展示・研修を実施した。本研究では、東部ウガンダにおけるJICA のプログラムをケースに取り、技術展示・研修が生産性上昇に及ぼす効果を明らかにする。主要な結果として以下のことが示された。(1) 基本的な栽培技術(畦造成、均平化、条植え)と改良品種の採用により、ウガンダにおいては、肥料を使用せずに水稲の収量が5 トン程度まで高くなる。(2) 研修への参加が、基本的な栽培技術の採用確率を高くする。(3) 研修圃場からの距離が遠い家計ほど、研修への参加確率は低くなる。

ページの先頭へ