JICA緒方研究所

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ワーキングペーパー

No.29 Cross-Border Higher Education for Labor Market Needs: Mobility of Public-Funded Malaysian Students to Japan over Years

グローバル化と知識経済が広まるにつれ、高度なスキルを備える人材ニーズは益々高まっており、発展途上国では高度人材育成に向け、クロス・ボーダー高等教育にも取り組んでいる。本論文では、高等教育基金借款フェーズ1と2(通称HELP1、HELP2)の支援を受けたマレーシア人留学生のデータを主に用いて、公費によるクロス・ボーダー高等教育プログラムが、過去10年間におけるマレーシア経済や高等教育制度のダイナミックな変化に関わらず期待された目的(卒業後の雇用に関し)を達成してきたのか考察する。分析結果によると、同プログラム卒業生の大半は、想定された産業セクターに就職するか、進学しており、マレーシア開発政策の期待と一致している。一方、卒業生のうち卒業後日本で就職するものは増加傾向にあるが、この事象は、ホスト国である日本の外国人学生を対象とした移民政策の変更の影響を受けている可能性が考えられる。

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